【早期退職】早期退職した人は幸せなのか

ソファの椅子の横にある茶色と白の木製テーブル

2020年頃からコロナの影響で、早期退職する人が増えているそうです。

企業側も少し退職金を上乗せしても、退職勧奨したい。

また今はFIREも流行っています。

少しでも早く嫌な仕事を辞めて、ゆっくり自分の時間を楽しみたい人も多いでしょう。

早期退職とFIREの違い

早期退職は仕事をしなくてもいいほどの十分な資産を作って、早期に仕事を辞めることです。

仕事を辞めた後は、退職金や年金、貯金などの資産を切り崩すことで生活を送ることになります。

一方、FIREは資産運用を同時に行っていくので、生活のために資産を切り崩すことはあまりないと言えます。

FIREを目標に日々貯蓄に励んでいる人も多いと思いますが、FIREはともかく、40代や50代での早期退職はいかがなものでしょうか。

ある男性の早期退職実例

20年くらい前に会社の上司から聞いた話です。

その上司のお兄さんは独身で、40代の前半で大手の会社を早期退職しました。

退職金の上乗せが約2000万あったとかで、その当時6000万の退職金を手にしたそうです。

勤続年数20数年で、これは破格の退職金ではないでしょうか。

そのお兄さんは退職後は再就職することもなく、毎日テレビを観て、好きな碁を打つ生活をしているとのことでした。

上司は

「兄さんがうらやましい。自分も早くあんな風な生活がしたい」

とよく言っていました。

しかし、私はそんな話を聞いても、まったくうらやましいとは思いませんでした。

だって、40代にしてすでに高齢者の隠居生活のような感じ。

毎日毎日、テレビと碁を相手にして、楽しいのか…?

そのお兄さんはすでに自分のマンションを持っていて、隣には妹夫婦が住んでおり、妹にいくばくかのお金を渡して、食事を作ってもらっていたそうです。

そんな地味な生活なので、生活費もそれほどかかっていなかったとは思います。

しかし、その6000万のお金で、年金をもらうまで生活できたのでしょうか。

早期退職 その後

年間300万使うとして、20年で6000万円はなくなります。

そう考えると、6000万なんて使うのはあっという間、それほど大金ではないように思います。

もらった時は大金だと思っていたでしょうけど、働かなければお金は減るばかり。

何とか年金生活に入るまで、お金が足りたとしても、後は年金だけが頼り。

それも、人生の半分以上をただただぼんやり何もせずに過ごす毎日です。

まだ、そのお兄さんはそんな生活をしているのでしょうか。

早期退職には少し憧れるけど、何もしない毎日なんて貧乏性の私にはできそうにありません。

しかし、

もしかしたら、上司が知らなかっただけで、お兄さんは資産運用を早くからしていたのかもしれませんね。

資産運用でがっぽり稼いで、今はとんでもなく豪勢な暮らしをしているかもしれません。

 

 

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