安倍元首相死亡の報道に違和感

安倍元首相が亡くなったという報道には本当に驚きましたね。

平和と言われる日本で、しかも銃で殺されたという報道にはやはりショックを受けました。

しかし、この数日のテレビ報道には違和感ばかり感じました。

あくまで個人的な意見ですので、不快に思われる方もおられるかと思いますが。

民主主義への挑戦って何？

まず、安倍さんが撃たれたという一報が流れた後、政治家の皆さんや各方面の方々の話。

皆が皆、「民主主義への挑戦だ」「民主主義が…」とばかり言っていましたよね。

民主主義への挑戦っていったい何でしょうか。

本当にこれは民主主義への挑戦だったのでしょうか。

民主主義というのは、人民が国または地域の権力を所有し、それを自ら行使する政治思想または政治体制のことだそうです。

つまりカンタンに言えば、みんなのことはみんなで話し合って決めようということです。

結構早い段階で、犯人の動機として

「母親が特定の宗教団体にのめりこんで、家庭が崩壊した。安倍さんがその宗教団体と関係があったと思っていた」

と言っていましたよね。

これって民主主義への挑戦でも何でもないと思いませんか。

安倍さんの政治思想や参議院選挙などとはまったく関係のない動機だったにもかかわらず、皆が

「民主主義云々…」

と異口同音に言っていることに違和感を感じました。

まあ、そういう言い方するしかなかったのでしょうけど。

テレビの特番

そして、金曜日の夕方安倍さんが息を引き取ったあと、各局は一斉に特番を流しました。

まだ、事件の真相もほとんどわかっていなかったあの時点で、安倍さんが撃たれる場面と、安倍さんの功績ばかりが延々と流されたのです。

翌々日が参議院選挙なのに、ある特定の政党の偏った報道をしてもよいのでしょうか。

そして結果、参議院選挙は前回より投票率は上がり、若者が割と選挙に行ったらしい。

そして、自民党は圧勝しました。

自民党の圧勝は、この報道によるものだと誰にでもわかるのではないでしょうか。

安倍さんのウソ

日本人は本当にすぐに忘れる民族です。

加計学園、桜を見る会、そして森友学園問題で赤城さんが自殺したこと。

安倍さんの国会での答弁を覚えていますか。

安倍さんの心には一片の曇りもなかったでしょうか。

安倍さんは国会で一体どれだけ嘘をついたでしょうか。

赤城さんの自殺にまったく関与はなかったのでしょうか。

どのような事情があっても、人の命を奪う行為はあってはなりません。

安倍さんがその宗教団体と密接な関係があるかどうか、それもわかりません。

安倍さんの逝去後テレビを観ていると、日本国民全体が悲しみに包まれているような印象を受けます。

しかし、私の周囲の人たちは淡々としています。

「悪いことしてるから、いい死に方しなかったんだよ」

そんな言葉を結構聞きます。

死に方にいいも悪いもないかもしれませんが。

もちろん、そういう意見はテレビでは放送できないでしょう。

安倍さんを悪くいう意見もあったかもしれない。

放送できないだけで、本当はそんな意見もあったと思います。

ご冥福を…

政治家として政界を引退した後、人々に忘れられた頃に老衰で死ぬより、現役時代演説中に突然、凶弾に倒れ、皆に称賛され、惜しまれながらこの世を去る…。

あまりにも突然すぎたけど、安倍さんにとっては、もしかしたら幸せな最期だったのかもしれないと不謹慎ながら私は思います。

安倍さんのご冥福をお祈りいたします。