テレビショッピングはやめた

深夜にやってるテレビショッピング。

ダイエット系や健康グッズ系。

深夜の少しぼんやりした頭に、

「安い」「痩せる」「健康によい」

みたいな情報がインプットされると、ついつい電話してしまう。

そんな方は多いのではないでしょうか。

私は深夜にテレビショッピングは観ませんが、以前はゴールデンタイムに観たい番組がない時、よくテレビショッピングを視聴していました。

特に好きだったのが、服やバッグ。

キャストと言われる司会者がメーカーのゲストさんと商品を紹介しながら、質問したり、感想を言ったり。

キャストさんの立て板に水のごとくしゃべる、その話術には驚くばかり。

しかし、そのキャストさんの話術いかんで売り上げはかなり変わるようです。

私もキャストさんの話術にのせられて、つい買ってしまったということもありました。

そして、番組の途中に入る

「チリン」という音。

これは、「この色のこのサイズは売り切れましたよ」という合図です。

この音がひっきりなしに鳴って、売り切れの色やサイズが増えていくと、あせってきて、

「なくなったらどうしよう」

と買わなければいけないような気になってくるのです。

しかし、このテレビショッピングで買った服やバッグ、

買ってよかった、気に入ったというものは今までほとんどないのです。

クロコダイル型押しの白いバッグは、白いバッグに黒い線を手書きしたような安っぽい柄で、とても外に持っていけるような品物ではありませんでした。

服もモデルさんが着ていると、かっこよく見えたのに、自分が着ると何か違っていたり。

同じような品質なら、UNIQLOの方がよほどコスパがいいと思うものも多かったです。

そして、返品しようとすると、送料がだいたい1000円はかかるのです。

ある時、テレビショッピングで買ったバッグを返品しようと郵便局に持っていき、住所を書いていると、私と同じくらいの年齢の受付の女性から

「合いませんでしたか。なかなか難しいですよね、テレビショッピングは。私もよく返品してました」

と言われ、

「そうなんですよ～」

と意気投合してしまいました。

返品はめんどくさいし、送料は高いし、いったい私は何でこんなものを買ったのか。

実際見て買わないとダメだ。

私ってほんとにバカ。

その時からテレビショッピング自体を観るのを辞めました。

観なければ、買うこともないのです。

私の60代の友人は、アドレスがわからずネットショッピングができないので、テレビショッピングが大好き。

観ているとつい、電話してしまうのだそう。

化粧品や服をよく買っています。

そして、合わなかったものを私にくれたりします。

太っ腹です。

返品しないのです。

「欲しい」と思った時はクールダウンが大切だと最近思うようになりました。

買うという行為は、結構「勢い」だったりします。

買い物に行って「これ欲しい」と思った時は、一旦その場所から離れてみる。

時間を置いて、どうしても欲しいと思ったら、もう一度戻って見てみる。

そうすると、冷静に見ることができるような気がします。

今日、この記事を書こうと思って、しばらくぶりにテレビショッピングにチャンネルを合わせてみました。

すると、私の好きな感じのワンピースが。

13800円→7998円になっている。

つい、「私だったらこの色かなー」と選んでいる私。

まずい、まずい、お風呂に入って冷静になろう。