先日、母に会った時
「あの人新車買ったらしいよ。400万だって。すごいねー」
と叔母のことを話していました。
叔母は15年ほど前に夫を突然亡くし、4500万円の保険金を手にしました。
その保険金で、中古マンションを購入、一部リフォームし、新車を買うなど散財してきたようです。
2人の子供たちの口座それぞれに1000万ずつ入れる予定だったそうですが、すでにそのお金にも手をつけているとか。
つまり、保険金はもうほとんど残っていないそうです。
同居の娘は40過ぎていて、会社員。
娘が家にいくらかお金を入れるとはいえ、叔母は年金生活です。
そんな高級車が必要なのでしょうか。
もっとランクの低い車でいいのではないでしょうか。
中古でも、軽自動車でもいいのではないでしょうか。
400万もする新車を購入する必要性はないと思います。
現役で働いているならともかく、『年金生活者が新車を買う』というのは浅はかだと思います。
私は節約のYouTube動画をよく観ますが、どのユーチューバーも
「節約したいなら車は手放せ」
と言っています。
車は購入費用だけでなく、維持費用がめちゃくちゃかかります。
私も新車で軽自動車を買いましたが、毎月購入費用のローンが2万円、そして毎月の維持費も2万円くらいかかります。
車を手放してバスで通勤すれば、節約できるのはわかっていますが、母の通院や買い物に付き添っているので今は手放せません。
叔母が車にそれほどのお金をかける理由は何なのでしょうか。
「あの人は見栄っぱりだから」
と母は言っていました。
すべては『見栄』なのでしょうね。
マンションの駐車場に停めたとき、近所に見栄を張りたいのか。
友人や知り合いに見栄を張りたいのか。
何に対しての見栄なのかはわかりません。
車というのは、『わかりやすく見栄を張れるアイテム』ですよね。
車を見れば、だいたいいくらくらいなのか見当はつきます。
走れば、人に見てもらえます。
いい車に乗っていれば、高収入なんだろうねとか、お金持ちなんだろうねと思われます。
そう思われたい人が、高級車に乗るのでしょう。
Amazon創業者のジェフ・ベゾスはホンダのアコード、Facebookのマーク・ザッカーバーグもホンダのフィットに乗っているそうです。
お金持ちの方が庶民的な車に乗り、貧乏人の方がローンで高級車を買う傾向にあるとか。
お金持ちは維持費用などの無駄を嫌います。
ですから高級車を買わないし、高級車イコールステータスではないということをわかっています。
人がどんな車を買おうが関係ないのですが、叔母のお金の使い方は少し心配になるのです。
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