自分のルーツを知る

自分のルーツ。

ルーツとは、家系や血筋、先祖のこと。

『ルーツを知る』ということは、家族の歴史や過去のつながりを知るということ。

今回次男が帰省してきて一緒に食事に行った時、次男が

「自分の家族関係がよくわからないんだよね」

と言った。

親と兄、おばあちゃんくらいはわかるけど、それ以外をまったく知らない。

父方の親兄弟の存在を知らない。

母方も祖父母以外は知らない。

離婚したのが次男の就学前だったので、会っていたとしても覚えていないし、私も話していなかった。

弟の結婚式の時に、私の母方の親戚には会っているのだが、記憶にないらしい。

家系図というには大げさだが、親や兄弟、親戚を図に書いて見せると納得してくれた。

それから、父親のこと。

お金にだらしない父親について、

「なんで結婚したの?結婚前にわからんかった?」

と私に聞くので、

「実はわかってた。でも、もう結婚が決まっていて後戻りができなかった」

「でも、結婚してなかったらあんた生まれてないよ」

そう言うと、「それはそうだけど」と。

結婚した当時、給料が手取り20万もなかった話をすると、

「よくそれでマンション買ったね」

と言われ、思わず絶句…。

確かに安月給で、妻はパートで、貯金なし。

資金計画もないのに、何とかなるだろうという気持ちでマンションを買った。

「大きい借金抱えたら、人間生まれ変わって頑張るかと期待した」

と話すと、次男は少しあきれた様子だった。

心を入れ替えて頑張れる人もいるかもしれないけど、借金癖のある人はまず無理。

結局、家計は破綻して、離婚して、子供たちに苦労をかけた。

私も考えが甘かった。

ギャンブルと酒で借金まみれの元ダンナも悪いけど、私もまだ子供だった。

でも、ダメな親から生まれた息子たちは今、ちゃんと働いて自活している。

有難いことだと思う。

息子とこんな話をする日が来るなんて。

そして、次男が私が同じくらいの年だった頃より、ずっとずっと大人であることに驚き、嬉しく思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

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