職場には60代以上の男性も多い。
ある時、63歳のAさんがこんなことを言い出した。
「最近、シミが気になってきてね」
すると、61歳のBさんが
「ケシミンっていうの、結構効きますよ」
「自分も前使ったけど、ちょっと薄くなったような気がしたんですよ」
すると、Aさん、
「ほんと~?そんなのがあるの。ケシミン?へえ~」
と驚いて、
「だいたい、男ってそんな顔に塗ったりしないじゃないですか」
「顔は風呂に入った時に石鹸で洗うくらいで、何も塗ったことない」
と言った。
すると、周囲の女性たちが口々に、
「今の若い男性は化粧水とかクリームとか塗るし、パックもしますよ」
「脱毛もしてますよね」
「メイクするのも当たり前になってるしね」
と言うと、Aさんは「へぇ~」とただ驚くばかり。
「男がそんなことするのか…」
と不思議そう。
最近の20~30代の男性はスキンケアをしている人が増えてきているようですが、
50代以上の人は顔に何かを塗っている人は少ないのではないでしょうか。
私が化粧品会社で働いていた40年近く前は、まだ男性のスキンケア商品はなかったと思います。
男性化粧品といえば、頭皮に塗るトニックとか、リキッドくらい。
あと、髭剃り後のアフターシェーブローションくらいしかなかった。
唯一、コーセーが男子用のアイブロウ、つまりまゆ墨を売り出したのを覚えています。
でも、まったく売れていませんでした。
我が家の次男はスキンケアをとても丁寧にしていますが、長男は多分何もやってないと思います。
若くても、やる人はするし、やらない人はやらない。
何十年か先に明白に肌の違いが出てくるのかも知れません。
でも、私は素肌の美しさはやはり『持って生まれたもの』の影響が大だと思っています。
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