明日は初出勤という前日の夕方、母から電話が。
夕方実家に行くことになっていたので、急かしてきたのかなと思いながら電話に出ると
「エレベーター前でこけた。全然歩けん。すぐ来て」
大変なことになったと思い、あわてて実家へ。
脚や腰を見たけど、はれたり、色が変わったりはしていない。
骨折はしていないと思う。
痛みはじっとしていれば、そこまでないと言っている。
ただ、歩けない。
足が前に出ないらしい。
救急で診てもらうより、翌日きちんと専門医に診てもらった方がいいのでは思ったけど、高齢でもあり、もしものことを考えました。
以前かかったことのある大きい病院に電話。
しかし、今日の当直は整形外科ではないし、診れませんと断られました。
緊急性があるかどうか、救急車を呼ぶべきかどうかを相談できるところがあるとネットに情報あり。
#7119というところに電話してみました。
この番号は全国共通なのだそうです。
看護師が出て、状態を一通り聞いてくれた後、高齢でもあり、やはり救急で診てもらった方がいいのではと言われ、市内の休日急患センターの番号を教えてもらいました。
急患センターに電話をすると、とても親切な看護師さんが出て、状態を聞いてくれた後、
『ここでは応急処置と松葉づえを貸すことくらいしかできない』
『救急車を呼んだ方がいい』
『安全に運んでもらえるし、病院も探してくれる』
『家族で連れていこうとして、かえってけがをしてしまうこともある』
『翌日まで待つと心配だろうから、今すぐに救急車を呼んだ方がいい』
とても親切な看護師さんがそんなふうに丁寧に教えてくれました。
よし、救急車を呼ぼう。
母は
「救急車とか、ピーポーピーポー来たら恥ずかしい。いいよ、明日〇〇に連れてってもらう」
と救急車に対して尻込み。
気持ちはわかります。
意識がないとか、重病ならわかるけど、こんなことくらいでと思われそうという気持ち。
しかし、弟だって、歩けない母を連れていくのは大変です。
それに一晩このままにするのは心配。
拒否する母をなだめて、救急車を呼びました。
母は
「こんな格好じゃいけん」
と言いながら着替えようとします。
まあ、着替えたい気持ちはわかるけど、歩こうとするのでめちゃくちゃ危ない。
身支度を整えて、いすに座って待つ母。
救急隊の人が3人到着。
母に色々聞きながら、ストレッチャーに載せて、救急車へ。
バイタルチェックをしながら、受け入れ先を探していました。
受け入れ先の病院が決まり、私は救急車を降りて、後ろから車で追いかけることにしました。
遅れて病院に着くと、検査中でした。
当直の先生が整形外科の医師ではなかったので、はっきりとはわからなかったのですが、
明らかな骨折はない、座骨神経痛ではとの診断でした。
そして、今夜入院してはどうか、家に帰っても動くと悪化するかもしれないし、さらに転倒する恐れもあるからと言われました。
とても優しい先生で、親身になって心配してくれました。
しかし、母は「帰りたい」と譲らず。
翌日、弟夫婦に病院に連れていってもらう約束ができたので、帰宅。
この時点でもう22時を過ぎていました。
実家に連れて帰って、家の中を整え、母を着替えさせて、トイレに連れていき、休ませました。
実家に泊まろうかと思いましたが、明日の出勤の準備や家で待っている次男が気になり、家に帰りました。
疲れ切って、横になったのは1時を過ぎていました。
それでも、あれこれ考えてなかなか眠れず。
このまま母が入院になったらどうしようかとか、歩けなくなったら介護はどうしようかとか。
自分の仕事のことも、明日ちゃんと起きれるかなとか、明日どんな感じかなとか。
不安が次から次へと押し寄せてきました。
考えても仕方ないことなのに、こういう時はつい余計なことまで考えてしまうものですね。
そして翌日、弟から母が入院したとの連絡があったのでした。
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