私の手相を見てくれた先生に、
母の手相を見てもらう機会があった。
母の手を見た先生は、すぐに
「これはご先祖さまに守られている手相ですよ」
「こんなにきれいに神秘十字が出てる」
「ご先祖さまに普段から手を合わせてますね」
「今まで困ったことがあっても、誰かが助けてくれて何とか乗り切れたでしょう」
「お金には困りませんね」
「まだまだ長生きしますね」
などいいことばかり言われた。
ちゃーんと手相に出てるんだなと思った。
父は長男ではないが、母はずっと先祖の仏壇を守ってきている。
父亡き後もそれは変わらず。
そんな仏壇の話や、自分が2回転倒してヘルニアになったり、肋骨にひびが入ったことなど、母は熱弁していた。
先生は「うん、うん」とよく聞いてくれていた。
占いをする人は、人の話をよく聞いてあげることが大事なんだなと思った。
先生が言うには、
「手相にはその人の生き方、考え方が自然に出てくる」
らしい。
日頃から先祖を大切にする生活をしている人は、
それが手相に出ていると言う。
縁結びの話もしていた。
そろそろ結婚するという手相が出ていて、つきあっている男性がいた女性。
先生が「自分からアタックしてみたら」と言って、アタックしたら、
本当に結婚したという女性が何と3人も。
占いは迷っている人の背中を押す意味もあると言っていた。
手相はどんどん変わっていくので、毎年見てもらうといい。
運勢が強くなったら、その線が強くはっきり現れてくることもあるとか。
先生は、鑑定料をとらなかった。
そんな気がしていたので、私は用意してきたお菓子を渡した。
帰り、母はとても喜んでいた。
自分の満足する結果だったし、十分な時間見てもらえたからだろう。
母が喜んでくれて私も嬉しかった。

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