大きなお世話

車で走りながらラジオを聞いていたら、こんな悩み相談をやっていた。

70代のおばあちゃんの相談。

建築系の大学を卒業した孫(男)が、就職せずにブラブラしている。

心配でたまらない。

早く就職してほしいがどうしたらいいか。

というような内容。

いや、わかるよわかる。

おばあちゃんとしては心配でしょう。

弁護士の先生がそれに対して答えていた。

おばあちゃんがそんなことを心配しなくてよい。

心配しても一緒。

すでに本人も両親もちゃんと考えて悩んでいるはず。

おばあちゃんは自分がしっかり元気でいることが一番大切だと。

本当にその通り、と思った。

孫の心配をする祖母の気持ちはわかる。

けど、心配してもどうしようもないのだ。

おばあちゃんに何ができるというのか。

両親や孫に余計なことを言って、嫌がられるのが関の山。

この話を聞いていて、実家の母を思い出した。

母は我が家の息子たちの結婚をいつも気にしている。

私に「縁結びの神様にお参りしなさい」としつこく言う。

神頼みで解決するなら、世の中何も悩む人はいなくなる。

だから私は断固として、母の言うことを聞かないことにしている。

子や孫が受験となれば、合格してほしいと願い、

卒業すれば、いいと言われる会社に就職してほしいと願い、

就職して何年かすれば、結婚してほしいと願い、

結婚すれば、孫はまだかと言う。

親とか祖父母というものは、どうして自分の価値観の中に子供を閉じ込めようとするのか。

私はそんな世間の同調圧力に流されたくない。

息子たちが生きたいように生きていってほしいと思っている。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました