有給休暇の消化交渉のため、看護部長に直談判に行ってから3日後。
うちの病棟の師長から呼び止められました。
「この日とこの日と…有給休暇入れたので」
と日にちを書いた紙をくれました。
11月に4日ほど、有給休暇を入れてくれたようです。
そして、
「残りは12月に。でも、全部は多分あげられないと思う」
とまた、『あげる』という言葉を使ってきました。
有給休暇は上司からもらうものではないのに。
ちょっとムッとしましたが、ケンカしても仕方ないので
「ありがとうございます」
とだけ言って、メモを受けとりました。
先日の看護部長との面談でもそうでしたが、上司とはなるべく穏やかに話をしなければと思っています。
ドラマなんかでよく観るように、相手の上げ足をとったり、ケンカ腰で話したり、
相手を徹底的に言い負かして、溜飲を下げるような展開はかっこいいけど、現実には難しいです。
だって、まだまだここで働かなくてはならないから。
上司に嫌われるようなことを言って、険悪になれば、自分がいずらくなるだけですからね。
多分もう、めんどくさいヤツと思われて、嫌われてるとは思いますが。
でも、表面上だけは何事もなかったように礼儀正しく、普通に接しなければと気をつけています。
有給休暇が最初7日しかなかったことや看護部長から
「一緒に働いてきた仲間に迷惑を掛けないように、有給休暇の取得を我慢して働いてほしいと言われた」
ことを話すと同僚たちは驚いて、
「意地が悪いね~」
「迷惑とか全然、かかるわけないよ」
「署名運動でも何でもするよ」
「ちょっとしたことで休んで有給休暇使う人が多いのに。使わないで真面目に働いてきた人が損するのはおかしい」
などと言ってくれました。
皆んな、一緒になって怒ってくれました。
一番腹立たしいのは、看護部長が
「年度の途中で退職することは、一緒に働いてきた仲間に迷惑をかけること」
「だから遠慮して、有休とるのを我慢しなさい」
そういう考えを押し付けてくることです。
ただでさえ、辞める人間は少なからず、会社に迷惑をかけているという認識があるものです。
しかし退職したくなくても、体を壊したり、家庭の事情で辞めざるを得ないということはあるのです。
上司の汚いやり方、辞める人間に対する冷たい態度、大きな組織でもしょせんこんなものだということがよくわかりました。
今月の下旬に来月のシフトが出ます。
「最終的に何日の有給休暇消化なのか」
それを聞いても、12月になってみないとわからない、勤務を調整しないとわからないとしか、上司は言いません。
辞める人間の有給休暇なんか後回し、今いるひとが大切ということなのです。
でも私は、自分が納得するまで闘い続けるつもりです。
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