【奨学金】やっと返済が終わりました

白い陶器のマグカップの近くの茶色の木製のテーブルに書いている人

長男の奨学金の返済がやっと終わりました。

返済し始めてから約15年。

15年ってやっぱり長い。

高校が約60万円。

専門学校が140万円で計200万円借りました。

高校は3年の初めに中退し、専門学校も1年目の前期終わりに中退したので、総額は少な目ではあると思います。

400万以上借りている人も多いようですし、40代になっても返済を続けているという人もいますよね。

それから考えると我が家は少額ではありますが、それでも返済は大変でした。

長男と同居していた頃は長男自身が返済をしていたのですが、転勤になって一人暮らしを始めてからは経済的に苦しくなったようで、だんだんと返済が滞るようになりました。

保証人である私の所に手紙が来るたびに返済を促し、その時は遅れ遅れでも払っていました。

しかし、数年たつうちにとうとう、まったく返済しなくなりました。

仕方なく、私が返済していくようになったのです。

何度も支払えと長男に言うのが嫌でした。

そして、これは親の借金でもあると思ったので支払ったのです。

というのも、親が裕福で学費を負担してやることができる家庭では、奨学金を借りることもなく、子供は借金を負わずに済みます。

しかし、我が家のような母子家庭や金銭的に厳しい家庭は進学時に奨学金を借りるしかなく、社会に出た途端に子供は借金を負うのです。

これはあまりにも不公平です。

ですから、私は子供たちが学生の頃、学費を用意することができなかったので、それを一旦奨学金という形で借り、その後返済するのだと考えていました。

ですから、子供自身が無理なら、私が全額返済しても構わないと思っていました。

結果的に次男は、後から奨学金で借りた以上のお金を私に返してくれました。

長男は多分、3分の1程度しか返していないと思いますが、私はそれでもよいと思っています。

兄弟に差があり、次男には申し訳ないと思いますが、次男は理解してくれるでしょう。

『倹者の流儀』というYouTube動画が好きで、よく観ているのですが、そのユーチューバーさんは奨学金という借金があったことから倹約をしなければと生活を改め、今ではかなりの資産を貯めたそうです。

ユーチューバーとしても人気がありますし、書籍も出版したそうです。

奨学金という借金があることを重く受け止め、自力で返済し、結果的には借金を自分自身の糧にしたこの方は素晴らしいと思います。

しかし、こういう人はごく一部。

ほとんどの人は奨学金をかなりの負担に感じているようです。

東京で一人暮らしを始めて、まだまだ少ない給料から家賃その他生活費を引くと、残りはほんの少し。

奨学金の返済まで手は回りません。

しかし、奨学金も立派な借金であり、督促はしてくるし、返済を怠ればブラックリストに載るということは今や知らない人はいません。

何となく、学生の味方のように思える奨学金ですが、奨学金も立派な借金。

普通の借金と何ら変わりありません。

奨学金の返済は長く長く続きます。

とりあえず、今は親の責任を果たしたという思いで、ほっとしています。

 

 

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