スマートニュースを見ていたら、興味を惹かれる記事がありました。
漫画家のおたみさんの、「立ち飲み屋でおじさんが言ってた家庭についての印象的な言葉」というツイートです。
添付された画像には、
「奥さんに『誰のお陰で飯食えてんだ』って言ってた同級生、全員定年後に離婚されたよ」
と話す男性のイラストがあったそうです。
昭和の時代、よく聞いたような言葉ですね。
これは絶対に言ってはいけない言葉だと若い人ならわかるのでしょうけど、昭和の男はよく言ってたなというイメージです。
私も遠い昔、元夫にこんなことをよく言われていました。
結婚が決まってから会っている時、けんかになりかけたことがあってその時、
「結婚決まってから、偉そうな物言いをするようになった。言葉遣いに気をつけろ」
そんなニュアンスのことを言われました。
はじめて会って結婚するまで半年くらいの交際期間でしたが、最初は話し方にも気を遣っていました。
でも、結婚すると決まって安心感が生まれたんでしょうね。
どんな言い方をしたのか、自分ではまったく覚えがありませんが、それを「偉そうだ」という元夫にショックを受け、不信感を抱いたのを覚えています。
結婚する前に何度もけんかしましたが、そのけんかも原因がわからず、ただ一方的に突然元夫がキレるというパターン。
感情が安定していない人との結婚生活なんて無理ですね。
いつ元夫がキレるかわからず、私はいつもびくびくしていました。
結婚してからは、お小遣い制にしたのが気に入らなかったらしく、
「自分で稼いだ金を、何でお小遣いとしてもらわないといけないのか」
「誰が働いて食わしているのか、わかっているのか」
そんなことをよく言っていました。
完全にクズの発言ですよね。
言い返すとまたキレて、物を投げたり、大声を出して暴れるので我慢していました。
お小遣い制にしないのであれば、元夫が家計管理すればいいのに、そんな能力はまったくなし。
お金はあればあるだけ使う人でした。
しかし、男というものはプライドが高いので、やはり家族を食べさせているという自負が欲しいのでしょうね。
だから、給料日には
「ありがとうございます」
という気持ちを込めて、晩御飯に夫の好物を用意するとか、
子供たちに常日頃から
「お父さんのお陰でご飯が食べられるのよ。感謝しようね」
と言ってきかせた方がいいという話も聞きます。
妻が夫を雑に扱うと、子供もそのような意識になって親を軽んじるようになるそう。
昔の人は、「誰が食わしてやってる」と言われても、文句ひとつ言わずに
「あなたのお陰です」
と言って、夫を立てていたんでしょうね。
でも、もうそんな時代は終わりました。
定年後に妻から捨てられる夫、哀れですね。
そんな夫は食事もロクに作れず、家事は何もできない人が多い。
夫婦と言えど、元は他人同士。
最低限の思いやりは忘れずに、今から心がけていた方が良さそうです。
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