今日はプール授業の予行演習日でした。
来月、担任をしている体の不自由な子供たちを、近くの市民プールに連れていく予定です。
全員車椅子なので、学校のバスに乗って市民プールへ。
更衣室で床にバスタオルを敷き、教師が水着に着替えさせます。
そして、抱えて移動して、シャワーをかけて、プールに入ります。
車椅子を濡らすことはできないので、すべての移動は抱っこです。
40キロ以上ある子も多いので、大変です。
プールに入るのは正味5分くらい。
すぐにプールから上げて、またシャワーをかけて、着替えさせる。
多分、プールから出た後の方が大変そう。
今の子供たちは海パンとか、スクール水着だけではなく、男子も女子もラッシュガードというものを着ています。
下はひざまでだけど、上は長袖です。
こういうのって、濡れると厄介なんですよね。
ということで、今日は水に慣れるために水遊びも兼ねて、水着の試着をしました。
教師が2人一組になって、ぱっぱと着替えさせて、車椅子に乗せて登場。
そして、写真撮影。
とにかく、ここは色んな場面で写真撮影をすることが多いです。
子供たちは生まれた時から自分の足で立ったことがなく、一日のほとんどを車椅子の上で過ごします。
そのせいか、男女関係なく、足が皆きれい。
色は白いし、ひざをすりむくこともないし、けがや虫刺されもないので傷ひとつない。
そして、ひざから下がすごく長い。
これは生活習慣でしょうか。
私なんかは子供の頃、食事をするときは正座と決まっていました。
小さなこたつテーブルに正座して座って、4人で食事していました。
あの時代、ダイニングテーブルがある家はそれほど多くなかったのでは。
最近の子供たちの足が長く、すらっとしているのは正座をしないからだと言いますよね。
私の足が短くて太いのは、遺伝もあるかもしれませんが、正座のせいだと思っています。
まあ、そんなこんなで水着ショーは終わりました。
プール授業の本番までもう少し。
それにしても、子供をプールに連れていくだけでどれだけ大変か。
教師たちが何度も何度も集まって、打ち合わせして段取りを決めて。
当日は担任だけではなく、養護の先生や教頭や応援の先生も数人行きます。
自分が教師になって初めて、自分が子供の頃に経験したことは教師たちが頑張ってお膳立てしてくれてたおかげなんだな…と思うようになりました。
かわいい子供たちの笑顔を見ることが、私の毎日の楽しみになってきています。
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