この時期になると、バレンタインデーについて特集しているテレビニュースをよく見ます。
最近の傾向は『自分にプレゼントする』
美味しくて高級なチョコを自分のために何万円も買う人が多いそうです。
義理チョコっていったい何?という感じらしい。
私が若い頃は義理チョコ全盛の時代でした。
私がその頃美容部員として働いていたデパートでは、フロアの男性全員に配るのが普通。
地下のモロゾフとか、メリーなどで300円とか高くて500円くらいのチョコを大量購入。
そして全員に配っていました。
お楽しみは3月14日のホワイトデー。
「海老で鯛を釣る」と言う言葉が適切かどうかわかりませんが、
300円のチョコに対し、1,000円以上のお返しは当たり前。
人によっては3,000円くらいのお返しがもらえたものです。
あの頃の男性はケチと思われたくなかったのか、本当に羽振りがよかったのか。
クッキーなどのお菓子だけでなく、ハンカチとかちょっとした小物もついてたりして。
それが楽しみだったので、義理チョコをあげるのはむしろ楽しかったですね。
いつしか時は過ぎ、前に働いていた病院でも、老人ホームでも義理チョコをあげる風習はありませんでした。
「お金がかかりすぎる」「無意味」
とか批判も多々あった義理チョコですが、あれはあれでいいコミュニケーションだったような。
いつもあまりしゃべらない男性でもチョコを渡すと、皆ニコッとして嬉しそうにするんですよね。
時代は変わって、今はダンナさんや彼氏どころか、自分にあげる時代になりました。
義理という言い方はよくないけど、あの頃はいい時代でした。
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