あなたは何にお金をかけていますか?
食べることでしょうか。ファッションでしょうか。住居でしょうか。
これは人それぞれでしょうね。
亡くなった祖母は家では粗末な食事をしていましたが、着るものや宝石にはお金をかけていたそうです。
「家では何を食べても他人にはわからない。でも、服や指輪は見ればすぐわかる」
見栄っ張りな祖母らしい考えだったと思います。
私は祖母ほどではありませんが、普段の食事は質素です。
平日は自分で作った野菜中心のおかずを食べ、惣菜やお弁当を買うことはありません。
その代わり、外食をするときはケチケチせず、食べたいものを食べます。
服もこだわった時期もありましたが、今は仕事に着ていく服はただのTシャツ。
休みの日に出かける時も、数枚をローテーション。
では、何にお金をかけているのか。
どれもこれも中途半端にお金を使っているようです。
食費も服も旅行も。
でも、50代の半ばを過ぎてから『思い出』にお金をかけたいと思うようになりました。
どこかに行ったという思い出だけでなく、『経験したことすべての思い出』です。
『人生というのは、死ぬ時に振り返られる思い出を作る作業』だと誰かが言っていたのを聞いたことがあります。
いい言葉だなーと思いました。
「あの時、こんなことがあった」
「あれは楽しかった」
「あれはつらかったけど、いい経験になった」
そんな風に思えることがたくさんあればあるだけ、幸せだということです。
努力したという記憶は、成功しても失敗しても一生残ります。
その時、失敗したことはつらいことだったとしても、後から振り返れば「いい経験だったな」と思えるものです。
アラ還にもなれば、苦い思い出は数えきれないほどあります。
色々な失敗を重ねてきた上に自分という人間があるのだと思っています。
さて、60歳を前にこれからどんなことにお金を使えばいいでしょうか。
もちろん、老後資金の貯金が最優先でしょう。
でも、そればっかりでは楽しくない。
まず、たくさんの友達と会って、美味しいものを食べることにお金を使いたいと思います。
交際費を削らないとお金は貯まらないとも言われますが、それでは楽しくない。
まず、人と会うことにお金を使いたい。
そして、あとはできるだけ旅行を楽しみたいです。
旅行と言うのは、何年たって思い出しても格別なものです。
昨年は沖縄をはじめ、温泉に何度か行きました。
今年はどこに行きましょうか。
まだ計画はしていないけど、少し足をのばして遠くに行きたいと思っています。
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