朝、テレビを観ていたら
京都市伏見区のスーパーマーケットツジトミが10月に入り、突然閉店したそうです。
4店舗を展開していたそうですが、全店閉店。
10月1日付で破産手続きに入ったとのこと。
店の前には張り紙がされただけで、本当に突然の閉店に、買い物に来たお客さんはとまどうばかり。
倒産というだけのニュースであれば、仕方ないねという話なのですが、問題は
『電子マネー』なのです。
ツジトミプリカという電子マネーを使っていたお客さんの損害なのです。
このカードを使ってチャージすると、0.5%のポイントが付与され、チャージの上限は4万円だったそうです。
店舗に張り出されていたお知らせには
「電子マネーの返金は法律上できないことになっています」
と書いてあったそうです。
テレビのインタビューでは、この電子マネーに上限の4万円をチャージしたばかりという高齢者が怒りに震えていました。
「お金を返せ」
と語気荒く、インタビューに答えていました。
コメンテーターの若い男性が
「その地域でしか使えないカードを発行し、独自の割引をしている店舗に対しては、もっと警戒心を持たなければならない」
とコメントしていました。
カードはその4店舗でしか使えないカードであるため、倒産してしまえばこのカードはもう使えません。
昔、お店で付与されたポイントなどは、貯めずにどんどん使った方がいいと聞いたことがあります。
それは、やはりこういった突然の倒産などの時に、貯まったポイントを失ってしまうことがあるから。
今回のケースも、チャージをすればポイントがたくさんつくのでチャージをしたという利用者の気持ちはわかります。
年金が入ったタイミングで、どうせ使うからと多額のチャージをしたのかもしれません。
しかし、毎回少額のチャージをしていればよかったのです。
もしかしたらカードを紛失してしまうかもしれませんし。
そうすれば、これほどの損失はなかったと思います。
私は近くのスーパーで買い物する時、毎回2000円とか3000円とか買い物する分だけチャージするようにしています。
それはやはり紛失が怖いし、たくさんチャージされていると思うと使いすぎるからです。
電子マネーの発行元が破産した場合のポイントの取り扱いですが、
資金決済法の規定で、基準日(毎年3月末か9月末)に利用者の未使用残高の合計が1000万以上ある場合、その1/2を供託しなければいけないことになっているそうです。
ですから、もしかしたら半分返ってくるかもしれないのですが…。
マイナポイントのポイント付与で、たくさんポイントが入っているカードを現在持っている人も多いかもしれませんが、
こういうケースを考えて、早めに使ってしまった方がいいかもしれませんね。
コメント