最近、人の名前が出てこないことがよくあります。
毎日職場で接している人なのに、いざその人の名前を呼ぼうとすると名前が出てこないのです。
あせる。あせる。
のどの上のこのあたりまで出てきているのに、名前が出てこない。
そんなことがしばしばあります。
そして、以前同じ職場だった人の名前も「あの人、何ていう名前だったかなー」と思い出せなくなっていたりします。
これって、ボケの始まりなんでしょうか。
人の名前以外は特に物忘れを感じることはなく、人との約束などは覚えているし、計算もできるし…。
ただ、人の名前だけが出てこない。汗
同世代の人にこんな話をすると、「私もよくあるよ」と言われることがよくあります。
ということは心配しなくてもいいのかも。
でも、ほんとに名前が出てこないと焦るんですよね。
私も年とったな…と落ち込みます。
軽度認知障害(MCI)というのをご存じでしょうか。
簡単に言うと、認知症の前の段階のことです。
本人や家族から物忘れの訴えがあり、全般的な認知機能は正常範囲、日常生活は自立していて、認知症ではないというのが定義だそうです。
MCIの人の10%~15%がその後1年間で認知症に移行すると言われています。
MCIの症状の具体例はこんなことです。
- 会話の中で同じ話をすることが多くなった。
- 人の名前やさっき食べたもの、さっき行ったところなどを忘れている。
- お金の計算ができなくなったり、料理ができなくなったり、人との約束を忘れる。
- 好きだった趣味などをしなくなった。
- やる気がなく、頭がすっきりしない。
離れて暮らしている親御さんに久しぶりに会ったら、こんな症状が見られるということはないでしょうか。
私はこの症状はないようなので、今のところMCIではなさそうです。
MCIは適切に対策すれば改善でき、この後に認知症に移行する事態も避けられるそうです。
もちろん、物忘れ外来などを受診することも対策のひとつですが、自分でも対処できます。
- 生活習慣病を改善する。
- 食生活を改善する。
- 趣味や運動をする。
- 人との関わり、社会活動を続ける。
このような活動をしていくと改善していくと言われています。
これは一般的に言われている「健康的な生活をしなさい」ということと同じですね。
食事に気をつけ、運動をし、趣味を楽しみ、人との関わりを続ける…。
適度な運動や人との関わりなどは、仕事をしていると自然にできることだと思います。
MCIに気をつけて、これからも体調を見ながら、細く長く仕事を続けていきたいと思っています。
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