【始業時間前の仕事】早く出社する人とギリギリに出社する人の違い

ダイニングセット撮影

『転職したら始業30分前に「掃除の時間」が含まれていました…給与が払われないのは違法ですか?』

という投稿を見つけました。

大手企業では掃除をする人を別に雇っていることが多いと思いますが、小さな会社では今でも従業員に掃除をさせるところも多いのではないでしょうか。

これには最高裁判所の判例があるそうで、「労働時間に該当するか否かは、労働者の行為が会社の指揮命令下に置かれたものと評価できるか否かによって客観的に決定される」とされているそうです。

つまり重要なのは「会社の指揮命令下に置かれているか否か」ということです。

「始業時間30分前には全員必ず出勤するように」といった指示がなされているような場合で、従業員が自分の判断で出勤するかどうかを選べない状況にあることを指します。

例えば制服の着用が義務付けられている職場で「始業前には必ず制服の着用を済ませておくように」という会社の指示がある場合は、制服への着替えの時間も「会社の指揮命令下に置かれている」状態だそうです。

しかし実際、始業してから制服に着替えるというのは不可能ですよね。

まあ5分かそこらなので、これは仕方ないと思います。

小さな会社の始業時間

昭和の時代、小規模の事務所などでは、清掃業務を従業員がやっている職場は多かったと思います。

私がかつて働いていた小さな会社では、30分くらい前に出勤してきて、制服に着替え、清掃をして、男性社員にコーヒーを入れ、それが終わってから、自分の仕事を始めていました。

今ではあり得ない仕事内容でしたが、この一連の作業を含めて、仕事という考え方でした。

男性社員のコーヒーの好みを覚えるのが、地味に大変でした。

昭和の時代ですね。

懐かしいです。

以前の職場では

以前働いていた介護施設。

ここは残業が常態化していました。

始業時間30分前から引き継ぎがあり、その前に制服に着替えておかなければならないので、実際は1時間近く前には出勤していました。

そもそも、30分前から引き継ぎをするというのがおかしいですよね。

終業後はパソコンでその日の記録を打たなければならないので、残業が当たり前。

業務が忙しすぎて、業務時間内に記録ができないのです。

この記録も1時間近くかかるようなもの。

朝と晩、毎日2時間ほどの残業をしていたことになります。

1ヵ月トータルすれば、いったい何時間の残業になるのか。

これは常態化していて、誰も文句を言うこともなく、上司に訴えることもありませんでした。

これが普通だと思って働いていました。

誰も声を上げる人がいなかった。

私も声を上げられなかったので、この職場を去ることしかできませんでした。

現在の職場では

現在、私は病院に勤務していますが、制服に着替えた後、ぎりぎりの時間に出勤しても問題ありません。

勤務時間が始まると同時に、申し送りが始まります。

掃除の業務はありません。

私は毎日、始業時間の最低30分前には出社して、今日やることの準備や整理をしたりして、スムーズに仕事が始められるようにしています。

これはサービス前残業にはなるかもしれませんが、それはそれでいいと思っています。

出社はしていても、休憩室でずっとしゃべっていて、始業時間の2分くらい前に出てくる職員も当然います。

そういう行動をする人を非難するつもりはありません。

人それぞれですからね。

帰りは基本的に残業はないので、5時ぴったりに帰ります。

仕事で成功した人は

仕事で成功した人は皆、誰よりも早く出勤していたという話をよく聞きます。

誰よりも早く出社して、掃除をしたり、人の机を拭いたり、仕事の下調べをしたり。

できる人は人知れず努力をするということでしょう。

私の好きな前田祐二さんも、UBS証券時代には朝5時に出社していたそうです。

マーケットが開く9時までに市況や銘柄の調査、分析などし、9時からすぐに顧客に電話するという毎日。

そして、入社2年めにはニューヨークに転勤したそうです。

そもそも仕事ができる人は、始業30分前の掃除の時間にお金が発生するしない云々などという些末な問題には関心はないと思います。

自分の目標に向かって仕事をやりとげようとする人は、30分程度の給料がもらえる、もらえないなどは気にしないでしょうね。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました