人生で面白かった本 ベスト3

一気に寒くなってきましたね。

ミニマリストさん達がよく言っている「床にラグを敷いてはいけない」問題。

私もそれを真似しようとして夏の間は何も敷いていませんでした。

でも、床に寝っ転がりたい派の私。

あまりの寒さに決心はすぐに揺らぎ、いそいそとホットカーペットを出しました。

ホットカーペットの上で、毛布にくるまってうたた寝する至福の時。

やめられません。

ところで、今日は私が今まで読んだ本の中で面白かった、何回も読んだ本ベスト3を紹介します。

三浦綾子「氷点」

昭和40年頃新聞で連載され、以降何度も映像化された小説です。

継母による継子いじめ、義理の兄妹間の恋愛などがテーマですが、物語の背景にある罪に対する「ゆるし」が重要なテーマになっているということです。

「続・氷点」に続いており、かなり長い話です。

若い頃から何度も時間を空けて読み返していますが、年齢を重ねるにつれ登場人物の思いにうなずきながら読み進めることが多くなりました。

長い小説ですが、こういう本を時間をかけてゆっくり読んでみるのもよいのでは。

有吉佐和子「悪女について」

確か、10年ほど前に沢尻エリカ主演でドラマ化されました。

美貌の女性実業家が謎の死をとげ、彼女に関わった27人の男女へのインタビューで浮かび上がってきた彼女の姿。

彼女自身は実際には一度も読者の前に姿を現していない。

彼女はいくつもの顔を持ち、人によって受ける印象がまったく違う。

同じ人物でもこうも見方が変わるものか?

結局彼女は悪女だったのか?違うのか?

とても面白く、一気読みできます。

東野圭吾「殺人の門」

東野作品はほとんどといっていいほど、読んでいる私です。

泣ける本、感動する本はもちろんありますが、この「殺人の門」はちょっと違うお話です。

たった一人の男の思惑に翻弄される主人公。

読者は「何で?」「また?」と思いながら読み進めていく。

何かもやもやする。でも、そのもやもやがいい。

東野作品は映像化されているものが多く、有名な作品もたくさんありますが、その中では異彩を放つ作品なのではと思います。

秋の夜長、読書を楽しむのもよいのではないでしょうか

 

 

 

 

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