結婚を迷っている人へ

結婚したいけど、この人でいいのだろうか。

もっといい人が現れるのではないだろうか。

結婚を考えている人は一度はそんなことを思うのではないでしょうか。

結論からいうと、迷いがあるならやめましょう。

 

私は24歳の時に結婚し、8年で離婚しました。

元夫とは共通の友人の紹介で知り合い、約半年しかつきあっておらず、その人柄をよくわかっていなかったと思います。

結婚前に「出張に行くけど立て替え払いの金がない、貸してくれないか」と言われ、5万円融通したことがありました。

給料日が来たのに、元夫はお金を返してくれません。

私は思い切って「ねえ、銀行行った?」と尋ねました。

すると元夫は烈火のごとく怒り、大声で文句を言いました。

翌日「ごめんね」と言って返済してくれました。

わかっていたことをわざわざ指摘されたことが、彼のプライドを傷つけたようです。

でも、返済してくれたお金は元夫の親代わりの伯母が出してくれたお金でした。(これは結婚後に知りました)

伯母という人は生涯独身で、幼い頃に両親が離婚した元夫の親代わりとなって育ててくれたそうです。

元夫が大人になってからも、お金を無心され続けていたようでした。

とにかく、元夫は昔からお金にだらしない人でした。

何でいつもお金に困っていたのかはわかりませんが、おそらくパチンコとお酒だったと思います。

そんな事件があったのに、私は結婚を思いとどまることができませんでした。

職場や友達に結婚のことを伝えていたし、最初に結婚のことを伝えた両親が難色を示したのに、押し切った自分のプライドを保つ為だったのかもしれません。

両親は元夫の人間性を見抜いていたのかもしれません。

でも私は若く、自分の見栄やプライドに縛られ、結婚を進めました。

今思えば、この人と結婚しなければ別の人との結婚があったかもしれないし、結婚そのものをしなかったかもしれません。

結婚して離婚して、シングルマザーで苦労することもなかったかもしれません。

でも、私は元夫と結婚したことを後悔はしていません。

二人の息子に会えたのは元夫のお陰です。

今でも時折、元夫のことを「どうしてるかな」と思うことがあります。

離婚後、元夫はパニック障害を患い、仕事ができなくなり、生活保護を受けて一人で生活しているそうです。

元夫は器用で、電気工事やガス工事などはもちろん、小さな大工仕事など何でもできる頼れる人でした。

でもさみしがりやで、生活態度はだらしない人でした。

病気とうまくつきあって、仕事が少しでもできるようになって、立ち直ってくれたらいいのにと思っています。

今、結婚を考えている人がいるなら、親の意見をちゃんと聞いた方がいいと思います。

親は経験値があるので、人を見る目もあると思います。

そして何より自分自身が「おかしいな」と思った人との結婚は、思いとどまった方がいいと思います。

思いとどまる勇気が必要です。

 

 

 

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