友達の家に行けない子供たち

先日テレビを観ていたら、

「最近の子供は友達の家に行けないらしい」

と言っていました。

我が子が他人の家に行くと、多少なりとも迷惑をかける。

もちろん、自分の家にも子供の友達は呼ばない。

もしも家に来ても、水しか出さない。

ジュースやお菓子を与えないと言う方針の親もいるし、アレルギーがある子供もいる。

親切心でお菓子を出したのに逆恨みされる恐れもある。

そういう話でした。

いつからこんな時代になったんでしょうね。

我が家の息子たちが子供の頃は、頻繁に友達の家を行き来していました。

近所に毎日毎日うちに遊びに来る子がいて、迎えにきた母親までいつも上がり込んでくるのには、

正直困ってました。

結局、私が離婚したので引越してそれきりでしたが。

離婚後、狭いアパートに引っ越したのですが、長男は友達を家に呼ぶのが好きで。

私が仕事から帰ると、誰かがいるということがよくありました。

すぐに夕食どきになるので、ちょっと多めにおかずを作って、

「よかったら食べてね」

と息子の友達にも出していました。

子供たちは遠慮せずに食べていたし、それに対してその子の親から連絡があるなんてこともなかった。

我が家の息子が、よそでご飯をごちそうになったという話は聞いたことがなかったけど、

どこかの家にお邪魔したのなら、ちゃんと話すようには言ってました。

最近は、自分の子供がどこかのお宅にお邪魔した場合、連絡してきて、

「申し訳ございません。もう二度と行かせませんから」

と謝るらしい。

無用なトラブルを避けるためには、友達の家に行くのはやめた方がいいかもしれません。

実際、トラブルに巻き込まれるのを親たちは恐れているのではないかと思います。

でも、友達の家に行くことによって新たな経験もできるのでは、とテレビの出演者は言っていました。

友達の家に行くって楽しいし、そんな経験ができない子供ってかわいそう…と私も思います。