不登校に立ち向かうには

本の浅いフォーカス写真

先日、同級生2人と会って食事をしたとき。

彼女たちにもそれぞれ娘がいるのですが、その2人とも不登校を経験していました。

それほど長い期間ではなかったようですが、1人は半年程度。

もう1人もずるずると1年近く。

娘が学校に行かないことで、家庭内が崩壊寸前までいったらしい。

ダンナさんは娘に

「学校に行け」

としか言わないし、娘は部屋から出てこない状態。

夫婦のけんかが絶えず、ダンナさんが家出して、アパートを借りるところまでいったそう。

その後、娘は何とか立ち直って、休み休みだけど学校に行き、卒業することができました。

もう1人も同居のおばあちゃんまで巻き込んで、ずいぶんもめたそうです。

2人とも今は就職して社会人として頑張っています。

私の長男も不登校でした。

高校を中退し、高卒認定試験を受けて入った専門学校も中退。

いったいいつまでこの状態が続くのか、絶望的な気持ちでした。

2年以上かかって、長男はアルバイトを始めたことから立ち直り、今は正社員として働いています。

子供の不登校はいつまで続くかわかりません。

出口が見えないのです。

親は自分の育て方が悪かったのかとか、友達が悪いのかとか、原因をさぐりたがります。

しかし、原因は一つではないことが多い、

むしろ複数が絡み合っていることが多い。

本人ですら理由がわからないこともあるらしいです。

こういう時、親は何ができるのでしょうか。

難しいことですが、以下のことを心掛けるとよいと思います。

学校に行けない原因探しはしない

・「休みたい」と口にしたときは無理せず休ませる

・本人の話を否定せずに聞く

・もし明らかな原因があれば解決を試みる

・相談できるところを探す

・起立性調節障害などの病気であれば治療する

ゴールは「元通り学校に毎日行く」だけではないことを理解する

・その子に合った配慮や支援で学習を続けられる方法がないか検討する

そして、一番大切なことは

学校や教師に不満をぶつけるのではなく、親としての自分を責めることなく、のんびり構えることです。

親が一生懸命であることは子供が一番わかっています。

無理やり学校に行かせたり、子供を説得したりしても、根本的な解決にはなりません。

つらいことですが、学校に行くことだけが目的ではないことを親が理解することです。

 

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