今日、11月11日はたくさんの記念日らしいが、ポッキーの日は有名。
その中で、今日は『介護の日』でもあるらしい。
『いい日、いい日』という介護のキャッチコピーから来たそう。
介護の仕事はどこも人手不足というのは、相変わらず。
知り合いの42歳の女性。
今はパートをしている。
大学生の時に妊娠して、大学を中退して、出産。
それから2人の子育てをして、来年下の子が大学進学予定。
やっと自分の未来を考え始めたらしい。
大学では社会福祉士の資格を取ろうと考えていたようだが、今から取るとすると大学に行きなおすことになる。
時間もお金もかかるので、これは断念。
とりあえず何かを始めようと考え、介護の資格を取ることにしたらしい。
おそらく、昔のヘルパー2級と言われる資格で、今は『介護職員初任者研修』
座学を数日受け、3日くらいどこかの施設に行って実習したとか。
実習先では移乗、つまりお年寄りをベッドから車椅子に移すお手伝いをしたり、
ベッドシーツを交換したりしたらしい。
「シーツ交換って、やり方が色々あるんですね」
と言うので、
「三角折りした?あれって普通は全然使わないよ」
と答えると、
「やっぱり…そう聞きました」と。
介護施設ではとにかく忙しいので、時間のかかる『三角折』はしない。
あまった部分はマットの下にささーと押し込むだけ。
病院でも同じ。
病院ではエアマットのベッドを使っている人が多かったけど、エアマットは特にシーツがずれるので、
頭の部分は結んで、ずれ予防していた。
これは本当は間違ったやり方だけど、ずれるよりはましなので。
なので、せっかく三角折を習ったとしても、実践で使うことはほぼない。
移乗も、実際はお年寄りが自分で少しずつ足を動かして、自分の力で動けるように介護職員がお手伝いする、
つまり『自立支援』をしないといけないのだが、そんなのを待っていると時間が足りないので、
介護職員はお年寄りをがっつり抱えて、車椅子に乗せる。
その方が早いから。
こういう研修では習ったけど、実際はやらないということは多い。
彼女は介護の資格をとって、介護施設で働くつもりなのだろうか。
「今、考え中」らしいが、介護の現場は大変すぎてあまりお勧めできない。
夜勤もやらなければいけなくなるだろうし、身体的にもきつい。
人間関係も最悪と言われる介護現場。
デイサービスくらいがいいかもしれない。
あんまりお金にならないけど。

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