母と保険のはなし

すぐに怒る母

実家に行ったので、母にもう一度話を聞いてみた。

あれから2日ほどして、『解約用紙』が届いたそうだ。

「辞めます!」と言ったのだから、解約の用紙を送ってくるのは当たり前。

しかし、母は保険を辞めるつもりではなかったらしい。

「保険証券が届かない」と母。

「送りました」と相手。

「届いてませんよ」と母。

「送りました」と言い張る相手。

送った、届いてない、の水掛け論だから、母はもうこの話を終わらせようと思って、

「辞めます!」と言っただけだった。

そうしたら、「解約用紙」が届いたらしい。

普通、辞めますと言えば、解約と思うよね…。

「だってね、送りました、送りましたって言うばっかりで横着な態度やったんよ」

と母。

高齢者に対して、もう少し寄り添った言い方、対応をしてほしかったらしい。

「そうですか…。〇〇日くらいに送ったんですけどね」

「もう一回発行しましょうか」

とかそういう言葉が母は欲しかったのだ。

それなのに、「送りました」とオウムのように繰り返すばかりで、あげく解約用紙を送ってくるとは。

「もう何十年も生協に入ってるのに…やめてやる」

生協が保険をやっているのではなく、ただ窓口になってるだけなのに。

そこが母はわかっておらず、生協が保険をやっていると思っている。

そこを説明したけど、わかったのかどうか…。

年齢のせいか、年々思い込みが激しくなり、話をしても理解してくれない。

ただこっちが疲れるだけ。

こういう時はうんうんと聞くだけでいいのかな。

対応に困ります…。

 

 

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