私は病院で働いていたことがあります。
そこで、多くの「延命治療を受けている高齢者」を見てきました。
私は延命治療を望みません。
今日は、その理由と、
どうやって意思を形にすればいいのかを書きます。
延命治療とは何か?
延命治療とは、
人工呼吸器
胃ろう
経管栄養
心肺蘇生
強い点滴治療の継続
など、「命を延ばすこと」を目的とした医療です。
回復が見込めない状態でも、
医療的に生命を維持することが可能な時代になりました。
病院で見た現実
私が見てきたのは、
意思表示ができないまま治療が続く方
家族が「どうしたらいいか分からない」と悩む姿
本人の希望が分からないまま決断を迫られる家族
どの家族も、決して冷たいわけではありません。
むしろ逆です。
「できることは全部してあげたい」
その思いがあるからこそ、やめる決断ができないのです。
私が延命治療を望まない理由
私が怖いのは「死」そのものではなく、
✔ 意思を失ったまま生かされること
✔ 家族が判断を背負わされること
✔ 自分の望まない形で医療が続くこと
です。
自分の人生の終わり方は、
自分で決めたい。
それが今の正直な気持ちです。
延命治療を望まないと決めたら、何をすべきか?
「そう思っている」だけでは足りません。
① 書く
エンディングノートに
・延命治療は希望しない
・人工呼吸器は使わない
・胃ろうは希望しない
と具体的に書く。
② 家族に伝える
これが一番大事です。
書いてあっても、家族が知らなければ意味がありません。
一度でいいので、
「私は延命治療は望まない」と言葉にしておく。
③ ACP(人生会議)を知る
最近は「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」という考え方があります。
元気なうちから、
どんな治療を望むか
どんな最期を迎えたいか
を話し合うこと。
重い話のようですが、実は“安心の準備”です。
延命治療を望まない=見捨てる、ではない
誤解されがちですが、
延命治療をしないことと、
何も治療しないことは違います。
苦痛を和らげる医療(緩和ケア)は受けられます。
「穏やかに過ごす」ことを選ぶ、という選択です。
子どもにとって本当に重いもの
病院で見ていて思ったのは、
家族にとって一番つらいのは
「決断すること」。
延命を続けるかどうかを、自分が決めなければならない状況。
だからこそ、
私は決めておきたい。
まとめ
延命治療を望まないと決めることは、
冷たい選択ではありません。
自分の尊厳を守る選択であり、
家族への思いやりでもあると思っています。
大切なのは、
✔ 考えること
✔ 書くこと
✔ 伝えること
人生の終わり方は、元気な今だからこそ決められる。
これも老後準備の一つです。

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