昨夜の夜勤 やっぱり大変だった

正月明けからの始めての夜勤でした。

前回の夜勤から少し日がたっていて、少し様子が変わっています。

この間まで対応が大変だった人が退院してほっとしたかと思ったのに、また新たに大変な人が数人入ってきています。

ベッドに入った途端にナースコールをじゃんじゃん鳴らしてくる人。

寝かせるとすぐにおむつを触っておしっこを漏らす人。

そしてなかなか寝ない二人。

この人たちが今日夕食後に起こしておくメンバーです。

なかなか寝ない人Aさん

前回の夜勤の時よりさらに手ごわくなっているAさん。

あれから何回か転倒もしています。

だから目が離せません。

それなのに、自分で車椅子を動かして移動します。

「どこに行くんですか」ととりあえず聞くと

「あっちに行って椅子を並べる」

など意味不明なことを言います。

そしてまたウロウロするので、もう一回「どこに行くんですか」と聞くと

「ぐるぐるもぐもぐする」とまた意味不明。

これが何回も繰り返されます。

見守りしていないと危険だけど、見守りだけしていたら何も仕事ができません。

昼間は職員が多いので、誰かの目があって見守りもできるけど、夜勤ではそうはいきません。

だんだんこの人を見ているとイライラしてきます

一体何をしたいの?うつろな目をしてどこに行くつもり?

認知症の研修では、認知症の人の話を傾聴しろとか言うけど、無理!

なかなか寝ない人Bさん

夕食後になると、なぜか何回も何回もトイレに行きます。

自分で行ければいいけど、車椅子をうまく動かすことができません。

車椅子を動かせないので、歩いた方が早いと思うのでしょう。

立り上がって歩こうとするから危ないのです。

トイレに何回も何回もつきあいながら、他の人の見守り。

その間にも他の患者からナースコールは鳴るのです。

聖徳太子でもできないことを私達はやってのけている…。

ナースコールを何回も押すCさん

夕食後起こしておくと、「もう寝かせてください」「寝たいんです」と何回も言ってくるCさん。

でも、寝かせるとすぐにナースコールを押してきます。

その理由が「テレビが観れません」「イヤホンが聞こえません」「カーテンが少し開いてます」など。

自分でやってほしいというようなことばかり。

高齢だし、頭の手術をした人ですから、リモコンの使い方がわからなかったりするのは仕方ないことなのかもしれません。

私はCさんのナースコールにはそれほどイライラしませんが、他の職員からは

「依存心が強い」と言われてめんどくさがられています。

おむつ外しの常連Dさん

この方はこの間、夕食後のバタバタにまぎれて、他の患者が食べ残した夕食を食べてまわっていました。

人が残した食べ物を食べるなんて、やっぱり普通では考えられませんよね。

この方はベッドに寝かせると、すぐにおむつを触っておしっこを漏らすので、いつも起こされていることが多いです。

しかし、車椅子にずーっと座っていることがどれほど苦痛か。

お尻が痛くても、お尻をずらしたり、座り直すこともできないのです。

だから私は夕食後すぐに、ベッドに寝てもらいます。

おむつを触られないように、ちょくちょく見に行き、おむつを交換します。

新しいメンバーEさん

ベッドに寝かせた後大声で叫んでいるのでどうしたのか聞くと、服を全部脱いでいて

「男が入ってきて襲われた」

と言うEさん。

かと思えば、急に職員や他の患者に対して難癖をつけてきて、怒り出します。

急にスィッチが入るのです。

当たらず触らず、そっとしておくのが一番いいようです。

なので、私はさっさと寝てもらうようにしています。

全裸になってもまた服を着せればいいんですから。

今日の夜勤のまとめ

やっと、自分の休憩時間がきて、リセットできます。

その後21時を過ぎた頃から一人、また一人とベッドに誘導します。

最後まで残るのが、なかなか寝ない二人です。

だいたい23時半くらいまで起こしておきます。

そうすると朝まで寝てくれる率が高いみたいですが、うまくいかない時もあります。

寝てるかと思って油断していると、寝ぼけてベッドの上で紙パンツを脱いで、おしっこされたこともあります。

夜勤って昼間は考えられないほど、色々なことがあります。

でも、その日の相方の男性介護士は、とてもとても穏やかな人で決してイライラしたところを見せません。

本当はイライラしてるのかもしれませんが、ゆっくり穏やかな口調で語りかけます。

いつもえらいなーと思ってみています。

男性の介護士は優しい人が多いですね。

反対に女性の介護士は激しめの人が多いです。

仕事もさっさと早いし、ずけずけと物を言います。

他の施設に勤務している友人から聞いたのですが、

夜勤の時、一晩で3人の高齢者がベッドから転落したそうです。

幸い、骨折などはなく、外傷もなく、大事には至らなかったらしいのですが、こんなこともあるのですね。

事故報告を書くのがものすごく大変だったらしいです。

夜勤、できたらしたくないけど、夜勤手当がないと給料安いし、運良く寝てくれれば楽なこともあるので、夜勤はやっぱりやるしかないかな。

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