来月、職場のある男性が異動することになりました。
コロナ禍になってから、うちの職場では一切飲み会をやっていません。
異動の多い私の職場は、コロナ禍の3年間に20人以上の人たちの異動がありましたが、歓送迎会を開くことはできませんでした。
『医療従事者が飲み会をやって感染した』
という事態を恐れていたのです。
しかし今回、『もうそろそろ小さな飲み会ならいいんじゃ…』『異動する人を送ってあげたい』という気持ちから数人に声を掛けました。
皆、「参加したい!』という返事が多かったけど、あまり多い人数だと収拾がつかなくなるし、やっぱり悪いうわさも怖い。
で、今回は6人限定で決行することになりました。
6人くらいのこじんまりした飲み会っていいですね。
久しぶりの飲み会で、最初はなぜか皆、表情が固くて緊張している様子でした。
でもだんだん盛り上がってきて、3時間があっという間でした。
話題はやっぱり仕事のこと、同僚のこと。
私も心臓を心配しながら、本当に久しぶりにお酒を4杯くらい飲みました。
さて、会計の時になって、異動する男性が会計を取りまとめてくれ、
「1人、3000円ずつ」
と言って、皆から3000円ずつ集めて支払いました。
3000円ずつ払ったけど、いやいや絶対1人3000円ではすんでいないはず。
あの時は皆と一緒に払ってしまったけど、異動する人が不足分をかぶることになったのではと今頃気にしています。
お開きになって、同じ方向の若い女性2人と40代の男性、私でタクシーに乗りました。
私も家までタクシーで帰ると結構タクシー代かかるしな…と思い、バス1本で帰れる駅近くの繁華街までタクシーに乗るつもりでした。
距離的に一番先に降りるのが40代の男性だったのですが、彼はなぜか降りず、運転手さんに指示。
若い女性2人を次々に送り、私が降りる所に着いたので、私はそこまでのタクシー料金を置いて降りました。
すると、その男性も追いかけて降りてくるのです。
そして、私にタクシー代を返してくれようとするのです。
もちろん私は強く拒否しました。
しかし彼は、
「ボクの方が先輩だし、男ですから、ボクを立てると思って…」
と言って引かないので、仕方なく受け取りました。
そして、バスが来る10分くらいの間、雑談をして一緒にバスを待っていてくれたのです。
私のような年齢の女性に対しても、『飲み会の後はきちんと最後まで送る』という男性としての責任を果たす彼に
「さすが、これがこの人がモテる秘訣か」
と思いました。
そう、実は彼は職場でも有名なモテ男なのです。
顔は普通、背もそんなに高くなく、体型はちょっと太め。
でも、愛嬌があって、人の話をよく聞いてくれて、気遣いも人一倍あって、仕事もちゃんとしている人。
優しく、人の話をよく聞いてくれる人というのは、やはりモテるんですね。
以前、その彼が幹事をした送別会に行ったという人から
「予約がなかなかとれないお店を予約してくれて、その店の演出がすごく良くて、彼が女性にモテる訳がわかった」
と言っていました。
こんな気遣いがモテる秘訣なのでしょうね。
久しぶりの飲み会、普段なかなか話せないことも話せて、本当に楽しかったです。
わが職場の新人さんたちは、歓迎会もしてもらえず、職場になじみにくかったと思います。
飲み会で、一気に皆との距離が縮まるっていうこともありますよね。
最近は飲み会に参加したがらない若者も多いらしいですが、是非参加してほしいものです。
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