私より半年前に学校の講師になった友人。
今日もまた電話してきて、ずーっと愚痴を言う。
そもそも電話してきた目的は、私たちの短大時代の同級生がゴールデンウイークに帰省してくる話。
久しぶりに会うので、何日にどこで会って何を食べようかという相談でした。
それなのに、彼女の話はほとんどが仕事の悩み。
というか愚痴。
今日家庭訪問をして、その報告書を作るのに残業して7時までかかったとか。
授業の教材作りが大変すぎるとか。
わからないことばかりでつらいとか。
今年度で辞めようかと思っているとか。
学校が違うので、私も彼女の状況はまったくわかりません。
もしかしたら本当に大変なのかもしれません。
彼女は残業が嫌とか、教材作りが嫌なのではないそう。
多分、わからないことだらけで、人に聞いてばっかりなのが嫌なんだと思います。
それなら、時間をかけるしかない。
少しずつでも、何となくでも、わかっていくしかない。
私がそう言うと、
「楽観的だね。すごいね」
と言いながら、また愚痴ってる。
そして、同じ学校のこういう人がこういうことで辞めたとか、そんな話ばかり。
「とりあえず、いけるところまでいこう」と言って電話を切りました。
私も偉そうなことを言えるような立場ではないし、大した経験もない。
でも、ひとつ言えるのは、色々な仕事を一からやってきたという変な自信があるということ。
どの仕事も最初はわからないことばかりで、恥ずかしい思いもしたし、嫌な思いもしました。
もちろん、辞めたいと思ったことも数えきれないほど。
でも、少しずつだけどわかることが増えてきて、気がつくと何年かたっていました。
周囲の人たちに教えてもらったり、支えられたということも大きかったですね。
こうやって転職していくうちに、精神的に図太くなっていったのかもしれません。
彼女は同じ業種の会社でしか働いたことがないので、新しい仕事へのチャレンジが精神的にキツイのかもしれません。
特にこの年齢になると、新しいことに挑戦するのは厳しい。
年齢を重ねると、失敗するのが怖くなるし、物覚えも悪いし。
でも、こればかりは自分で道を切り開いていくしかありません。
共感することはできるけど、助けてあげることはできない。
自分で何とかしていくしかないのです。
彼女が頑張って続けてくれることを願っています。
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