女一人で不動産を買おうとしたり、車を買おうとしたり、大きな買い物をしようと店に行くと、営業マンから小バカにされたような態度をとられたという話を聞いたことはないですか。
本当にそんなことがあるのでしょうか。
この時代にそんな時代錯誤な話があるでしょうか。
私の母はよくこんなことを言います。
同年代のカラオケ仲間は、ほとんどが夫に先立たれているのですが、一人だけ夫が健在である人がいるらしい。
「その人はいつも大きな顔をしている」と言うのです。
「ダンナがいるから威張っている」と言うのです。
「何でダンナさんがいたら威張るの?」
と私が不思議に思って聞くと、
「とにかく威張っているのよ」
と理由はない。
あのくらいの年齢の女性にとっては、頼れる男がいるというだけで自慢になるらしいです。
母も父が健在の頃は、完全に父に頼っていました。
私は離婚したため、男の人に頼ることはできませんでした。
家を借りる時も、中古マンションを買う時も、車を買う時もいつも一人で契約しなければならなかったのです。
私の友人は、車を買おうと思って一人で店に行ったら、営業マンの態度が何となく小バカにしているように思えたそう。
数日後に、夫ではないけど知り合いの男性を連れていったら、全然営業マンの態度が違ったと言っていました。
もちろん、この営業マンからは買わなかったそうですが。
弟の嫁も、独身の頃、引越し業者に見積もりに来てもらったところ、小バカにされたような態度をとられたと憤慨していました。
実際、こういうことはあるのでしょうか。
ほとんどの場合、車や不動産の営業は男性が多いですよね。
営業の人も人間ですから、男性が相手だと緊張するのかもしれません。
その結果、丁寧な感じになるのでしょうか。
女性が相手だとちょっと甘くみてしまうのでしょうか。
それが、女性から見ると小バカにされた感じに思えるのではないでしょうか。
連れていった男性が不動産や車にまったく詳しくなくても、ただ側にいるだけで、無言の圧力を与えてくれているとしたら、男性の存在ってすごいですね。
でも、女性が卑屈になる必要はないですよね。
女性でも、ハキハキしていて、的を射た質問ができて、的確な判断ができる人なら、バカにされることはないと思います。
営業マンにバカにされる、という前に自分も基礎知識を持って、買い物や交渉をしましょう。
そうすればバカにされることはないと思います。
私は母みたいな男性に依存するような発言は嫌いです。
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