脳ドックを受けたのは多分8年くらい前。
普段、特に体に不調を感じることがなければ、人は病院に積極的に行こうとはしないもの。
私も勤務先から「健康診断に行ってください」と言われるので仕方なく毎年行っている。
健康診断というものは少なからず苦痛を伴います。
バリウムは飲むのがつらいし、終わった後の排泄もつらい。
胃カメラも麻酔をしなければかなりつらい。
終わるまで食事はできないし、待ち時間も長く、ほとんど半日はかかる。
昔知り合いの女性で、今まで必要最低限以外の健康診断を受けたことがないという人がいた。
つまり、人間ドック、脳ドックなどを受けたことがないとか。
なぜ受けないのか聞くと、「病気が見つかったら恐いから」
何となくその気持ちわかります。
見つけるのが目的なのに、見つかってほしくない。
とある医師はこんなことを書籍に書いています。
「人間ドックで病気を見つけても、死亡率は変わらない」
「脳ドックを受けても、脳梗塞は予防できない」
脳ドックで小さな梗塞を見つけたら、普段の生活を少し気を付けようと思うのではないだろうか。
還暦を迎え脳梗塞が心配な年になったことだし、検査は8年ぶりなので今回MRIを受けてみることにした。
ただ、脳ドックだと費用が高い。
勤務先の補助を受けても、15,000円くらいかかる。
一般で受ければ45,000円くらいはかかるらしい。
そこで、
「頭痛が頻繁にあるので、MRIを受けたい」
という理由でMRIを受けることができました。
結果、保険の3割負担で費用は5,700円。
脳ドックのように尿検査、血液検査などは付属しませんが、それは健康診断を受ければわかるので不要。
脳ドックは後から詳細な画像を何枚も送ってきてくれるのですが、画像も不要。
頭部に異常があるのかないのか、それさえわかればよいのです。
MRI検査中は頭を動かしてはいけないし、ゴンゴンガンガンとうるさいので寝ることもできない。
25分間くらいじっとしていないといけないのは苦痛でしたが、無事終わりました。
結果は後日聞きに行きます。
やるまでは面倒ですが、やってみると大したことではない。
気になっていたことをひとつ終えることができて、安心しました。
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