心を病んで、仕事を休んでいる同僚が職場に2人いる。
2人とも男性。
40代と30代。
何がきっかけかは知らない。
1人はもう長期休むのは2回目で、今回はすでに2か月以上、1人は1ヵ月以上休んでいる。
眠れないらしい。
わけもなく、不安になるらしい。
2人とも家族がいて、経済的に家族を支えなければならない存在。
ずっと休み続けることもできないと思うが、この先どうするのだろう。
知り合いの看護師の女性ももう1年以上、仕事を休んでいる。
心を病むということが私には経験がなく、よくわからない。
しかし、私も仕事のことで不安を覚えることはたくさんある。
仕事量は多く、どんどん新しく覚えなければならないことが増えていくのに、覚えられない。
夜勤の時、急変の患者が出たら対処できるのか、看護師をサポートできるのか、それも不安だ。
不安なこと、心配なことはたくさんあって、正直仕事には行きたくない。
でも、それで眠れなくなるほど悩んだり、仕事に行けなくなるということはない。
仕事でできないことがあれば、誰かに「教えて」「助けて」と頼ればいいと思っている。
よく生真面目な人が心を病みやすいと言われているが、人に頼ることができずに自分で考えすぎてしまうのが原因なのだろうか。
『仕事ができなくて人に頼ることは許されない』職場にはそういう雰囲気があるところもある。
我が家の長男が一時、ひきこもっていたことがあった。
高校は中退したし、大検に合格してから行った専門学校も結局中退した。
学校の先生の勧めで心療内科に連れていった。
長男は医者と2人きりで長々と話していた。
何を話したのか、私は聞かなかったし、言ってもくれなかった。
精神安定剤なのか、睡眠薬が処方された。
しばらく飲んでいた。
本人はよく眠れるけど、朝起きるとふらふらすると言っていた。
心療内科には数回通ったが、いつの間にか行かなくなった。
その後、長男が外に出て働けるようになったのは、心療内科のおかげでもなく、薬のおかげでもないと私は思っている。
長男の小学校時代からの友達が、気にかけてくれて、声を掛けてくれて、誘ってくれたからだと思っている。
心の病から立ち直るには、もしかしたら周囲の人の支えが一番大切なのかもしれないと思う。
「頑張れ」とか安易な言葉ではなく、真に支えてくれる存在があれば、いつか、少しずつ家を出ることができるようになるのかもしれないと思う。
職場の男性たちも、どうか元気になって帰ってきてほしい。
みんな、待っていますよ。
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