母の携帯の話

「とうとう充電できんようになった。どうにかして」

また、母からの訴えです。

携帯の充電ができなくなり、電源が入らないとのこと。

母は家の固定電話から叔母に電話して、叔母がラインで私に知らせてきました。

固定電話に電話帳はあるのですが、その見方がわからなかったらしい。

翌日すぐに携帯ショップに一緒に行きました。

携帯は壊れているわけではありませんでした。

お店の人曰く、充電が完全になくなった状態で充電をしたようだが、電源が落ちているので再度電源ボタンを押さなければならかったのに、それをしてないのでは?とのこと。

でも、母は「ちゃんと押した」と主張。

まだ使える状態のガラケーでしたが、どうせすぐにバッテリーの寿命が来るだろうと新しい機種に買い替えました。

今までとまったく同じ形のガラケーです。

機種変更に1時間ちょっとかかりました。

まあ、毎日のようにイベントがある母です。

歯科、眼科、整形外科、皮膚科に現在かかっているので、2.3日に1度はどこかの病院に通っています。

その他にも、今回のように携帯が使えなくなったとか、〇〇に連れていってほしいとか、あれこれ用事が多い母。

仕事もしていないのに忙しすぎて、

「毎日、気が狂いそう」

なのだとか。

「考えることがあるのはいいことよ。何にもすることがないとボケるよ」

と私はいつも言います。

仕事をしている一部の高齢者以外、普通高齢者って、病院通い以外何もすることがなさそうですよね。

仕事をしていないから、時間が有り余るほどあるでしょう。

かと言って、習い事に色々行ったり、趣味を追求するような経済的余裕はない。

せいぜい、たまにカラオケに行く程度。

じゃ、余りある時間を何に使うのか。

母はもっぱら、テレビで歌番組を観ています。

BSで演歌ばかりやってるチャンネルがあるようで、実家に行くといつも観ている。

それと、母は料理が割と好きなので、毎日必ず料理を作っています。

煮物を色々作ったり、揚げ物もします。

母を見ていると、年をとるとこんな風になるんだなと思う。

時間はたっぷりあるけど、寂しいし、やることがない。

いや、ほんとに寂しいのだろうか?

寂しくはなく、気楽でいいのかもしれません。

私も仕事を辞めたら、こんな風になるのかなー。

今は仕事があるから、休みが嬉しいし楽しいのですが、

もし仕事がなくなったら、有り余る時間をどう過ごせばいいのか。

いつまでも社会とのつながりを持つために、少しでも長く働きたいと思います。

収入は少しでもいいので、職場の人と話したり、自分を必要としてくれる場所に行きたい。

後日談ですが、翌日母の携帯に電話しても出ない。

心配になって固定電話にかけてみると、

「えー、かけた?全然聞こえんよ」

あー、着信音の設定忘れていた。

マナーモードになっているのかもしれない。

電話で操作を説明するけど理解してもらえず。

また、実家に行かなければならないようです。

 

 

 

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