学校の講師になって、やっと1年。
授業の進め方とか、教材の作り方とか、経験がないだけにまだよくわかっていない。
しかし先輩先生によると、『授業は何とかなる』らしい。
それよりも、
『親対策の方が大切』
なんだそう。
子供の親への対応が大切なのです。
授業は準備ができるけど、親は突然何か言ってきたりしますからね。
『モンスターペアレント』という言葉が流行りましたよね。
本当に難しい親が多いらしいです。
特に特別支援学校というところは、親の出番が多いところ。
毎日連絡ノートで細かいやりとりをしなければならないし、毎日送迎してくる親とは、毎日顔を合わせることになる。
親自身が発達障害だったり、精神を病んでる人も多いです。
ちょっとした連絡帳の教師の言葉で気分を害したり、教師の発した言葉ひとつでもめることもある。
親と話すのはとても神経を使います。
特に、若い先生、経験のない先生は親とうまく話せないことが多いようです。
昨年、大学を出たばかりのある女の先生は、話したことが誤解をまねき、親が怒り狂って大変なことになりました。
言い方ひとつで全然違う結果になったと思われた一件でした。
でも、本人はなぜその話し方がまずかったのか、まったくわかっていませんでした。
結局、その先生は希望して異動していきました。
私は授業は苦手だけど、親対策には割と自信があります。
これも年の功でしょうね。
いつも、話す言葉には細心の注意を払っているし、言葉には本当に気をつけています。
親しくなったと思う人に対しても、「親しき仲にも礼儀あり」と思って、気をつけています。
職場の人間関係で、一番問題になるのは、『言葉』ではないでしょうか。
お互いに相手を思いやれる言葉遣いができれば、もめることはないでしょう。
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