【私の持病】心房細動という病気について

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私は発作性の心房細動という病気を患っています。

心房細動とは、心房内に流れる電気信号の乱れによって起きる「不整脈」の一種。

心房がけいれんしたように細かく震えて、血液をうまく送り出せなくなる病気です。

そして心房の中で血液の塊、つまり血栓ができて、それが血流によって全身に運ばれ、血管を詰まらせて脳梗塞などの重い病気を引き起こす可能性があるという怖い病気

つまり、かなり危ない病気だということです。

私の最初の発作は今から6年ほど前のことでした。

その頃、老人ホームで介護の仕事をしていました。

仕事中に突然、動悸がし始めて、何とも言えない気分の悪さで立っていられなくなったのです。

しばらくうずくまっていると、15分くらいで発作はおさまりました。

看護師が血圧を測ってくれたのですが、特に異常はなかったようで何も言われませんでした。

それから2.3か月した頃、仕事帰りに駐車場まで歩いていったところで、また急に気分が悪くなりました。

もう、車に乗り込むことさえできず、車のそばでうずくまっていました。

その時も10分くらいで発作はおさまりました。

更年期障害?

貧血?

疲れがたまってた?

その時の私は深く考えることもなく、病院にもいかず、そのままにしていました。

たいしたことではないだろうと思っていました。

それから病院に就職して、3年ほどたった時のこと。

夏でした。

朝5時半起きで出勤して、職場に着いて、さて今から仕事と言う時、

急にまたあの気分の悪さに襲われたのです。

脈が速くなり、動悸がして、汗がダラダラ出て、気分が悪くて立っていられませんでした。

看護師が脈や血圧を測ってくれました。

その時はなかなか気分の悪さが治らず、30分くらいたってからやっと少しおさまったので、すぐそばの救急まで歩いていってみました。

この際だから、ちゃんと診てもらおうと思ったのです。

その日は日曜日で、循環器の医師はいませんでした。

着くとすぐに問診を受け、看護師が脈を測ると

「不整脈がありますね」

と言われ、あっという間にストレッチャーに乗せられ、モニターをつけられ、ルートをとり、点滴が始まりました。

この対応に、

「私って結構重病なんだ。もしかしたら死ぬかもしれないんだ」

真剣にそう思いました。

点滴を2本してもらって、やっと帰ることができました。

循環器専門の医師に改めて診てもらうように言われました。

翌日、自分が勤めている病院の循環器科にかかりました。

心電図をとりましたが、異常はありませんでした。

医師からは

発作性の心房細動であること

「手術をするという選択もあるが、まだそこまでの必要性はなさそうなので、様子をみてよいのでは」

と言われました。

原因としては老化、ストレス、飲酒だそうです。

飲酒はしなくても支障はないけど、老化はどうしようもなく、ストレスのない仕事や生活なんてないですよね。

その後しばらく発作はなかったのですが、半年ほどたった頃、夜勤に入る前にまた発作が。

発作時に飲む薬をもらっていたので、すぐに服用して発作はおさまったのですが、働くのは怖くて、早退しました。

今後、仕事中にもし発作が起きた時、仕事に支障をきたすのでどうすればいいか、医師に相談しました。

毎朝、脈を安定させるという薬を飲むことになりました。

しかし、この薬を飲んでも発作が起きる時は起きます。

それから何回か発作はありました。

休みの日、ホームセンターで花を見ていたら、急に発作が起きたこともあります。

すぐに座り込んで薬を飲んだので、10分くらいでおさまりました。

周囲には誰もおらず、発作に気づいた人は誰もいなかったと思います。

最近は家で料理をしていたら、発作が起きました。

発作は突然で、何の前触れもありません。

それだけに怖いのです。

いつも薬と水を携帯しておかなければなりません。

最近はだいたい、3.4か月に1回くらい発作が起きるので、初めて自覚したころに比べると発作は増えています。

医師に発作の頻度について話すと

「もっと、頻回な発作であれば手術をした方がいいが、まだ手術をするほどの段階ではないのでは」

とのことでした。

発作性の心房細動を治すには、カテーテルアブレーションという手術があります。

脚の付け根から心臓までカテーテルを入れて、異常な部分を焼却し、不整脈を抑える手術です。

入院期間はだいたい3泊4日。

費用は高額療養制度を利用すれば10万円ほどの自己負担で手術を受けることができるそうです。

もう少し、発作が頻回になれば手術という選択肢を選ぶことになるでしょう。

しかし、手術ですから絶対安全というわけでもなく、やはり怖いのでできるだけ受けたくないのです。

今後も薬を飲みつつ、上手に病気と付き合っていくしかないと思っています。

 

 

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