母と占い

今日、母に会ったら

「この間占いに行った」

と言う。

占い好きな母。

10年くらい前にみてもらった占い師さんに、またみてもらったらしい。

四柱推命が主で、手相もみるとか。

「静かに死んでいくって言われた」

「身近な人とよく連絡をとっておくようにって」

私が、

「それって、朝起きたら死んでたみたいなこと?」と聞くと、

「うん、多分」

持病のない母は、きっと老衰で死ぬだろうと私は思っている。

他に何か言われた?と聞くと、

「何も言ってくれんかった」

は?聞きたいことがあるなら、自分から聞かないと。

占いに行こうと思ったのは、体のあちこちが悪いから。

『たたり』でもあるんじゃないかと思ったからだそう。

悪いところと言うけど、歯医者なんて誰でも行くし、肩こりとか腰痛だって誰でもある。

便秘はたまたま病院に行ってるけど、便秘の人は多い。

私みたいに心臓が悪いとか、義妹みたいに脳梗塞で一度倒れたとか、

そういうのならわかるけど、母のは私からしたら病気とは言えない。

「先祖のたたりと思ってる」と言うので、

「じゃ、占い師さんにそう聞いてみればよかったのに」と言うと、

それは聞いてないらしい。

肝心なことを聞かないと、意味がない。

占い師さんだって、90歳のおばあさんがやってきて、

「体のあちこちが悪いんですよ」

と言われても、どうにも答えようがないだろう。

もっと、具体的に聞かないと、求める答えは得られない。

相手が占い師だから、見えることを色々言ってくれるだろうと母は思ったらしい。

でも、聞きたいことを具体的に聞いたり、

気になっていることがあれば、率直に聞いたり。

占いというのはそういうものだと思う。

いっそのこと、体のあちこちが悪いのは、先祖のたたりだと言ってもらえば、

母は安心したのかもしれない。

 

 

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