備蓄米買える人、買えない人

備蓄米をあちこちのスーパーで売り始めたそうです。

どこもものすごい行列らしい。

前日から並んだり、早朝から並んだり。

皆さんのものすごいパワーを感じます。

味がどうとか、臭いがどうとか言っていた人も多かったけど。

やはり『安い』というのが一番なんですね。

長く並んで、やっと備蓄米を手にして、米を高く上げて「ポーズ」を決める人。

店長か主任かわからないお店の人から米を手渡されて、

にこにこしながら、うやうやしく頭を下げる人たち。

何か変な光景だな…と思ってしまう。

人気のゲームソフトが発売されて、行列つくって、やっと買えた時の光景みたい。

ゲームソフトはまあ、行列つくるのはアリかもしれない。

価格は同じだし、いち早くゲームしたい人がいるから。

でも、米は倍のお金を出せば、普通にお店で買える。

私は並ぶ時間がもったいないと思うから、行列には並ばない。

お金を多く出しても、並ばずにお店で買った方がいいと思うタイプ。

まあ、そもそも働いているから並ぶことはできない。

でも、並んででも、少しでも安く米を買いたいと言う人はたくさんいる。

少し前に『マスク騒動』があった。

あの頃は、マスクが異常に不足して、100均のマスクがメルカリで3,000円とかで売られていた。

ドラッグストアで少しだけ売り出すけど、それも平日の10時からとかで、

働いている人には到底買えなかった。

行列に並ぶ暇そうな高齢者は

「うちには3箱あるけど、もう少し買いだめしておこうかと思って」

なんて言いながら、イベントを楽しむように行列に並んでいて、

行列に並べない私たちの怒りを買った。

今の米騒動も、きっとこんな人たちがいるのだろう。

備蓄米に行列を作れる人たちが、また家で備蓄する。

並べない人たちは、倍の値段で買うしかない。

行列に並ぶことができる時間のある人、暇つぶしだったり、イベントとして楽しめる人たち。

何かおかしいな…と思うのは私だけではないはず。

 

 

 

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