日本では持ち家率が6割を超えるとか。
単身者でも65歳以上の人の持ち家率は6割を超えるそうです。
最近、ミニマリストさんたちや節約ユーチューバーさんたちが 「家は賃貸がよい」 と話しておられるのをよく聞きます。
私も先日このような記事を書きました。
しかし、私自身は3年前に中古マンションを購入しました。
それは、賃貸マンションの家賃を払い続けることに不安があったから。
マンションを購入する前
駐車場込みで6万円の家賃を支払っていました。
築古でしたが、手入れがよく、広さは2LDK。
周辺の住環境はよく小さな庭もあり、採光が良く、気に入っていました。
地方なので安い方なのだと思いますが、収入の3割という家賃負担。
年齢はアラ還。
正社員で働いていますが、60歳になれば再雇用で給料の減額もあるでしょう。
年金は多分10万円そこそこ。
絶対に払えるわけないですよね。
では、どうする?
民間のアパートで5万円を切る物件は、この地方ではかなり厳しい物件になります。
かなり古いか、狭いか、暗いか。
しかも、家主は高齢者に貸すのを嫌がると聞きます。
となると、公営住宅でしょう。
URは結構お高め。
市営住宅なら安く入居できますが、60歳を過ぎないと高齢者単身での申し込みはできないのです。
60歳まであと、数年ある。
今すぐにでも家賃を少しでも倹約したいけど、どうしたらいいのだろう。
その年末、実家で何気に不動産の広告を見ていたら、結構お安めの手が届きそうな物件があるではありませんか。
母に相談すると、母も私の住む家について心配していたようで、
「少し応援するから、買ったらいい」
と言ってくれました。
マンション探し
それから近隣のマンションを数件内覧しました。
私が買えそうな物件はすべて築30年以上。
そしてリフォームはしていない現状渡しの物件です。
そして、探し始めて2か月ほどで、現在のマンションに決めました。
このマンションの決め手は
- 勤務先と実家にほどよく近かった。
- バス停、スーパー、コンビニがすべて徒歩5分圏内。
- 道路から少し入っていて、閑静。
- 角部屋で採光が良い。
- ローンを組まずに払える値段だった。
特に価格が一番の決め手でしたね。
私のような年齢になるとローンを組むのが厳しいので、ローンなしで買えるというのは大きな魅力でした。
足りない分は母と次男から援助を受け、無事購入することができました。
毎月支払うのは、管理費、修繕積立費、駐車場代のみですから、毎月の負担は今までの3分の1になりました。
ただ、かなり古い物件なので、
- 2間続きの和室とキッチンをすべて洋室のLDKに変更する
- 老朽化したキッチンの入れ替え
- それに伴う天井、壁紙の貼り換え
などのリフォームを行うことにしました。
総額150万円ほど。
この分は予算がなく、銀行から借りようと思いましたがこれが難航しました。
今の病院に就職してからもうすぐ1年という時期だったので、勤続年数を重視する銀行からはことごとくお断りされたのです。
その中でやっと貸してくれた銀行の金利は9.5%。
高いけど、仕方ない。
そんなこんなでリフォームが終わり、入居。
マンション購入後
自分の好みの間取りや内装にリフォームできたことは、満足度が高かったですね。
すでにリフォーム済の物件は、価格が高い割に無難なクロスや床材を使用しており、個性がありません。
価格の安い築古マンションを購入し、自分好みにリフォームするのは「あり」だと思います。
ただ、価格を抑えたので最低限のことしかできなかったのが残念です。
でもこれは先々のことを考え、借金をなるべく抑えたかったので、仕方ないですね。
あれもこれもと欲張れば、それだけ価格も上がり、借金も増えます。
どこまでするのか、どこで満足するのか、自分のものさしをしっかり持つことが大切ですね。
結論
私のように一人暮らしで収入や将来に不安がある人こそ、買える物件を探して購入することをお勧めします。
自分の家を持つことのメリットは
- 住宅に対する満足度が上がる
- 家賃を払い続けられるかという不安を解消できる
- 自分の城を持てたという安心感が得られる
今、家で過ごす時間が充実していると感じるし、あれこれ模様替えをするのも楽しいです。
休みの日、日当たりのいい窓辺のグリーンに水をやり、ちょっと手をかけた食事をゆっくり食べる時、幸せを感じています。
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