『愚痴聞き』が副業として成立する時代だそうです。
稼ぐ人は月20~40万にもなるとか。
すごい金額ですよね。
皆、愚痴を聞いてほしいのでしょうか。
私にも、もちろん愚痴はあります。
でも、全然知らない人や自分の置かれている状況を知らない人に話しても、どうせわかってもらえませんよね。
だから話しても仕方ないなと私なんかは思うのですが。
愚痴を言いたい人は、ただ聞いてほしいだけらしいです。
解決策などは求めていないそうです。
ただ黙って聞いてくれればいいらしいです。
こんな話を聞きませんか?
妻が帰宅した夫に対し、今日あったことを話すことがありますよね。
隣の奥さんがこう言ったとか、ママ友がこう言ったから自分はムカついたとか。
まあ、他愛のない話が多い印象です。
そんな時、夫は決して口をはさんではいけないそうです。
ただ黙ってうなずいて、聞くだけでいいんだそう。
しかし、男というのは問題解決能力が高いので、つい
「そこはこうしたらよかったんじゃない」
「そんな言い方はだめだよ」
などと口をはさんでしまい、妻の機嫌を損ねるそうです。
夫としては解決方法を教えてあげたのに…です。
しかし、妻はただ聞いてほしいだけ、共感してほしいだけなのです。
女友だち同士の会話も、この共感で成り立っていると言われています。
一緒にランチをしながら
「これ美味しいね」
「ほんと、美味しいね」
と共感するし、
「この間、こんなイヤなことがあった」
「あー、わかる、わかる、私もこんなことあった」
こんな感じで、女性同士の会話は成立します。
女性は聞いてくれて、共感してほしいだけなんですね。
だから愚痴聞きの副業も成り立つのです。
実家の母の愚痴もすごいです。
会うとすぐに
「あー、私も色々忙しい。毎日大変」
と言うので、何が大変かと聞けば
「マンションの排水溝の清掃がある」「ガスの点検に来る」「生協が配達に来る」
はあ?そんなこと?
「そんなこと自分がするわけでもないし。ただ家で待ってるだけじゃん」
私がそう言うと、
「それはそうだけど、それが忙しい」
との返答。
また、カラオケに一緒に行く友達が数人いるのですが、その人たちのことをあれこれ批判します。
それもいつも同じ話。
「じゃ、カラオケ行くの辞めたら」
と気の短い私はつい言ってしまいます。
しかし、母はカラオケが大好きで、一人では行けないので友達とつきあわないわけにはいかない。
同じマンションの人たちのこともあれこれ愚痴を言います。
それもいつも同じ話。
それをいちいち聞いているとイライラしてきて、つい
「それはこうよ」「それなら辞めたら」「そんな言い方はよくない」
と自分の意見を言ってしまいます。
愚痴を言う人は「聞いてもらえない」という不満をいつも抱えているので、何回も何回も同じ愚痴を言ってしまうそうです。
だから、きちんとじっくり時間をかけて、愚痴を聞いてあげるといいそうです。
何の解決策も言わず、何も批判せず。
ただ黙って愚痴を聞く。
ああ、かなり難しい。
根気がいる。
私には無理かな。
愚痴聞きの副業はできそうにありません。
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