あくまで私が美容部員をしていた頃の、独断と偏見に満ちた美容部員あるあるです。
美人じゃなくてもなれる
私がなれたくらいですから、美人じゃなくても全然大丈夫、採用されます。
私の先輩に4年大を卒業したかなり不美人な人がいました。
その人はスーパーの化粧品売り場にいましたが、不美人な方がお客さんが親しみやすいみたいです。
気さくな彼女は人気があって、売り上げも良かったようでした。
昔はよくデパートに、完璧な化粧をしたすごい美人の美容部員がたくさんいましたが、そういう人って近寄りがたくて気おくれしませんか?
顔よりも、愛嬌があったりコミュニケーション能力の高い人が、結局は美容部員としてうまくやっていけると思います。
高卒、元ヤン、喫煙者が多い
私の同期は私以外全員高卒で、喫煙者でした。
元ヤンの人も多かったし、まだ抜けていない感じの人もいました。
喫煙率は95%くらいじゃなかったでしょうか。
今では考えられないですね。
それから通勤は制服でした。
これは一種の宣伝のためだと言われていました。
昼休みは喫茶店で
昔はカフェというものはなく、喫茶店でした。
デパートに入っている人などは社員食堂があるのでいいですが、お弁当を持ってきても食べるところがないので、ほぼ外食でした。
だいたい近くの喫茶店でタバコを吸い、ランチを食べて、メイク直しをして、1時間めいっぱい過ごします。
お客さま台帳には裏がある
化粧品店には顧客台帳があって、お客さんの氏名、住所、電話番号、趣味、好み、買ってもらった商品を記入しており、「この間と同じ化粧水を下さい」と言われたらすぐ、対応できるようになっていました。
その台帳によく付箋が貼ってあり、裏返すと「ケチ、なかなか買わない」「話がしつこい、クレームが多い、注意」「クレームあり、お手入れ時は注意」などマイナスなことが書いてあることがよくありました。
まあ、初めて入る店の時は参考になることもありましたが、先入観が先にたってやりにくかったですね。
メイク直しはカウンター下でベースから
美容部員は常に完璧にメイクしていなければならないので、メイク直しも怠りません。
忙しい店やたくさん美容部員が入っている店では無理ですが、比較的ヒマで自分一人しかいない店の時はカウンター下でよくメイク直ししていました。
コットンに乳液を含ませて、ファンデーションを全部落として、一から塗り直していました。
そんな時に限ってお客さんがやってきて、目だけメイクしている状態で接客したことが数回あります…。
恥ずかしかった。
他社の化粧品を結構使っている
美容部員は化粧品大好きの人が多いですから、他社の新製品をお互いにチェックすることがよくあるんですよね。
他社のアイシャドウや口紅のテスターを借りてメイクしている時に限って、お客さんから「それいい色ね。どれ?」と聞かれ、焦ることも。
そういう時は適当に「これとこれを混ぜてます」と言って、2個同時に売るということもありました。
私もメイク用品は自社のものを割と使っていましたが、基礎化粧品はほとんど使っていませんでした。
他社の化粧品を見る機会が多いので、目が肥えてしまい、常に色々なメーカーの基礎化粧品を使っていましたね。
結局、高額な化粧品は容器が凝っていて、香りがよく、広告宣伝費がかなり上乗せされていると私は思っています。
以上、美容部員あるあるでした。
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