母が救急病院にかかったわけ ヒートショックの怖さ

一昨日、私が夜勤中に母から電話が入っていました。

夜勤が終わって帰るのは夜中だし、そんなに急ぎでもないだろうと、翌日電話することにし、すっかり忘れていました。

今日夕方「あっ」と思い出し、電話すると

あんた、冷たいね。私は死ぬところやったよ

といきなり言うのです。

入浴後倒れた母

一昨日の夕食後、お風呂に入ってキッチンに立った時、急にフラーッとして意識がなくなったそう。

目が覚めると後ろ頭を強く打っていて、頭が痛い。

「これは救急にいかなければ」

と私に電話したけど、出ない。

急いで着替えてタクシーを呼び、救急病院に行ってMRIをとってもらったらしい。

異常はなく、ただ後ろ頭にたんこぶができていただけで、その後またタクシーに乗って帰ったらしい。

「あー、よかったねー。ごめんねー。電話に出られなくて」

本当にほっとしました。

母は85歳。こんな状態になっても、気丈にタクシーに乗って救急に行った母。

強い精神力には本当に頭が下がります。

弟に電話すればいいのに。同じ市内だし、仕事帰りだと車はないけど、来てもらえば心強いのに。

そういうと、「いやー、まあ何とか自分で行けたし」

何ともなくてよかったです。

ヒートショックとは

昨日たまたま観ていたテレビ番組で、高齢者が入浴中や入浴後に亡くなることが多いと言っていました。

これはヒートショックというもので、家の中の急激な温度差により血圧が大きく変動することで、失神、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすことです。

特に75歳以上の高齢者に多く、寒い1月は発生が多くなっています。

狭心症、脳梗塞などの病歴がある人はもちろん、高血圧や不整脈がある人も要注意です。

入浴中に意識障害を起こし、浴槽でおぼれ、溺死することが多いそうです。

母もこのヒートショックで倒れたのではないかと思います。

ヒートショックを起こさないために

部屋の温度差をなくす

特に脱衣所に暖房器具を設置するなどして、温度差をなくすようにしてください。

また、浴槽にお湯を張る時にフタを開けて、蒸気を浴室に充満させるようにすると浴室が温まります。

長湯をしない

ぬるめのお湯に入り、長湯をしないことが大切です。

浴槽から急に立ち上がると、血圧が急激に低下するので気をつけましょう。

浴室には手すりをつけて、ゆっくり上がりましょう。

食後すぐに入浴しない

食後は血圧がやや低くなっていますので、入浴すると血圧の変動がより起こりやすくなります。

食後は1時間以上空けてから入浴しましょう。

入浴前、入浴後に水を飲むと血液がドロドロになるのを防げます。

飲酒は入浴後にしてください。

ヒートショックを起こすのは入浴だけではない

夜中のトイレ、早朝のゴミ出しなどで外に出た時などにもヒートショックは起きる可能性があるそうです。

部屋の温度差をなくすことが一番大切です。

ご家族も気をつけてあげて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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