知り合いにAさんという女性がいます。
年齢は私より少し下。
夫婦とも公務員。
20代の娘が2人いて、2人とも医療関係者。
2人とも彼氏がいて、近々結婚予定。
20年くらい前に一戸建ての家を買って、7年でローンは完済。
夫はお酒もたばこもギャンブルもせず、ジョギングなどお金のかからない運動が趣味。
夫は洗濯やゴミ出しなど家事を積極的にする人らしい。
夫の給料で十分生活できるので、自分の給料はすべて貯金している…。
本人曰く、そういう人生を送っていると言っていました。
何と非の打ち所がない人生なのでしょうか。
すべてがうまくいっていて、何の悩みもなさそうな人生。
誰でも、どこか問題があったり悩みがあるものなのに。
世の中、こういう人もいるんですね。
うらやましい限り。
こういう完璧な人生を送っている人はあまり見たことがないです。
かと思えば同じ女性として生まれても、Bさんはこんな感じ。
結婚を望んでいたのに縁がないのか、とうとう一度も結婚せず。
仕事はずっと非正規で、もうアラ還なのに収入は10万円台。
親はすでに他界しており、家は借家。
Cさんは2人子供がいて、離婚歴あり。
子供たちは二人共結婚して、孫もいる。
中古マンションを持っていて、一人暮らし。
仕事は正社員で収入はまあまあというところ…。
人生を勝ち負けで表すことには抵抗ありますが、一時期『勝ち組』『負け組』という言葉が流行りました。
稼ぎのいい人と結婚して、裕福な生活ができて、子供たちも出来がよくて…。
これがまさに女性としての『勝ち組』の人生。
結婚できず、自分自身の収入もあまりよくなかったり、非正規だったりして、生活が厳しい人。
こういう人は『負け組』ということでしょうか。
Aさんは文句なしに勝ち組ですね。
離婚しても子供たちが自活していて、自分もまあまあの生活ができているCさんは負け組ではないでしょう。
勝ち組と言えるかもしれません。
こうやって見ると、女の幸せは『結婚』によって左右されるとも言えます。
収入が高い人、人間性のいい人、お金にきれいな人、浮気しない人と結婚すれば、その後の人生はうまくいきそうです。
Aさんに
「いい人見つけたね」
と言うと
「ちゃんと見極める目があったからよ」
と言われました。
はいはい、私には見極める目がなかったと言いたいのでしょう。
若い時は、ちょっと見た目が良かったり、オレについてこい的な強引な人だったり、人にバンバンおごる気前のいい人がカッコよく見えるものです。
まさに私の元ダンナです。
相手の中身をよく見て、よく考えて結婚しないと失敗するといういい例です。
でも、ケチくさい人は嫌いだし、優柔不断な人は嫌いだし、ハゲてたり、デブな人だったり、見た目が好みじゃないとイヤだし。
こんなこと言ってるから、ダメ男をつかまえたんでしょうね。
でも、私は結婚は思い切りとか、タイミングが大切だと思っています。
「いいな」と思ったらさっさと結婚しないと、考えるあまりタイミングを失ってしまって、結局行き遅れたという話もよく聞きます。
その結果、失敗したっていい、勝ち組になれなくてもそれが私の人生。
そう思っています。
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