50代の健康 心臓の病気が見つかりました

今まで病気とは無縁だった私。

手術なんてしたことなかったし、入院は出産以外なかった。

しかし老化というものは確実に迫り、そして病とも向き合わなくてはいけなくなるんですね。

最近自分に病気が判明しました。

3か月ほど前、さあ今から仕事を始めるぞ、という時になって、何ともいえない気分の悪さが襲ってきたのです。

激しい貧血のような気分の悪さ、冷や汗が出て、指先が冷たくなって、心臓がものすごく早くバクバクして、息苦しい。

30分くらいじっとしていると、やっといくらか気分がよくなってきました。

その日は日曜日だったのですが、看護師から救急にかかった方がいいと言われ、歩いて勤務先の病院の救急窓口に行きました。

問診で「不整脈がありますね」と言われ、すぐにストレッチャーに乗せられ、モニターを付けられ、点滴のルート確保され、点滴投与が始まり、何が何だかわからないうちに色々な処置がはじまりました。

若いドクターから「今日は何月何日ですか?」「お名前は?」「私はだれだかわかりますか?」などと尋ねられました。

その時初めて、重大な病気だったことに気づきました。

処置後、明日専門外来を受診するように言われ、帰宅しました。

翌日、働いている病院の循環器内科を受診しました。

結果は「発作性の心房細動」ということでした。

心房細動というのは、不整脈の一つで、心房が小刻みにけいれんするように動くことで、心房に血栓ができやすくなり、その血栓が脳に飛んで脳の血管が詰まってしまうリスクが高いと言われている病気です。

主に加齢が原因で、あとはストレス、飲酒なども影響があるそうです。

加齢は仕方ないし、お酒もごくたまに飲むくらいで、ストレスは働いていたら避けては通れませんよね。

最終的にはカテーテルアブレーションという手術を受ければ、80%くらい完治するらしいです。

その時は心房細動についての説明があり、発作が起きた時に飲む薬をもらって帰りました。

そしてつい先日、やっぱり出勤してすぐのタイミングで発作が起きました。

すぐにもらっていた薬を飲んで横になっていると、30分ほどで発作はおさまりました。

翌日また受診しました。

今度は手術の可能性を考えて、先生に色々お尋ねしたのですが、先生は手術は月に1回以上発作が起きる場合に考えては、といわれました。

発作はまったく予兆がなく起きるし、そのたびに仕事に穴を空けるわけにはいかないので、どうしたらいいのか尋ねると、心臓の過剰な動きを抑える薬を毎日飲んでみるのがよいのでは、と言われました。

手術の方が早いかもしれませんが、手術というのはやはりハードルが高い。

カテーテルアブレーションという手術はかなり高額らしいです。

もちろん保険は適用できるし、高額医療も使えますが、150万~300万くらいかかるそうです。

最終的な自己負担額は10万円程度のようです。

3泊4日ほどで退院できるらしく、患者には比較的負担が少ない手術のようです。

毎日薬を飲み続けるというのも大変ですが、しばらくはこのままで様子を見ることにしました。

この発作性の心房細動というのは、普段元気な時の心電図には全く現れないそうです。

それで、今まで健康診断で引っ掛かったことがなかったんですね。

思い返してみたら、前の職場に勤めていた今から4年ほど前、やはり同じような症状が現れたことが2回あったのです。

その時はしばらくじっとしていたら治ったし、ひどい貧血かと思い、受診もしていませんでした。

3年半前にこの病院に転職したことで、発作をみた看護師に受診を勧められ、はっきり病名がわかったことは不幸中の幸いだったと思います。

もし前の職場にいたら、自己判断で貧血だろうとそのままにして、病気であることの認識もなく、ある日突然命を奪われるようなことになっていたかもしれないのです。

今回、はっきりした病名がわかったことで、日々の生活習慣を見つめ直してみることにしました。

飲酒はしない、お風呂は熱いお湯に長く入らない、規則正しい生活をするなど、普通に心がけるべきことですが、今までは病気知らずだったので、まったく気にしてなかったのです。

何で私がこんな病気に、と病気を憂うのではなく、このくらいの状態でわかってよかった、今後重症化しないように気をつけようと思うことにしています。

ある日突然、健康って奪われるものなんですね。

今から老後の準備の一つとして、マンションのこと、預貯金、DeCoやNISA、生命保険など、息子たちに知らせておくことにしました。

そして毎日、きちんと部屋を片付けてベッドに入るようにしています。

いつ何があってもいいように。

 

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