失敗が怖い

失敗するのって、嫌ですよね。

誰だってそうだと思います

特に、年をとればとるほど、『失敗したくない』という気持ちは強くなってくるような気がします。

若い頃ももちろん、はじめてのことに挑戦したり、人前で何かを披露したりするなどの機会はありました。

教員志望だった私は、教育実習の時に研究授業というのをしなければなりませんでした。

研究授業は校長や教頭、指導の先生など何人かの先生が見学に来ます。

でも、その時はそこまで失敗を恐れることはなかった。

もちろん普通に緊張はしましたが。

この時以外にも職場での研究発表など、人前で何かを披露するようなことは何回もありました。

でも、何か月、何週間前から気になって眠れない、みたいなことはなかったように記憶しています。

それなのに、ここ数年は何か大切なことが予定されていると、気になって気になって仕方ない。

眠れない。

ずーっと頭から離れない。

年をとって、こんな風に思ってしまうのは

「いい年をして恥をかきたくない」

ということなのでしょうね。

失敗を恐れるのは自意識過剰なのかもしれません。

どうも私は、他人の評価を気にしすぎる傾向があるような気がします。

人が何を言っても、何をしても全く気にならないという人がいます。

こういう人が本当にうらやましい。

私は他人がやってることが気になるし、他人からの評価も気になります。

そして、自己評価が低いからということもあるでしょう。

自分に対する評価が低く、自信がないのです。

これを克服するには、

『失敗は悪いことではないと思うこと』でしょうか。

でも、性格的に無理なんですよね。

失敗すると、何か月も何年も引きずるタイプ。

何なら一生引きずるタイプ。

何かにつけて思い出して、繰り返し反省して、自分を責めて、眠れなくなる。

ああすればよかった。こうすればよかった…。

どうしようもなく、暗くネチネチした性格で自分でもイヤになります。

発想を変えて、

『自分はできる、自分はちゃんとしている、できなくても大丈夫』

そう思えればいいのですが、なかなか難しいです。

今日、こんなテーマで書いたのは、来週自分一人で担当したイベントがあるから。

きちんと準備してきたつもりなのですが、どこかに『落とし穴』があるような気がして心配なのです。

もしも、とんでもない失敗をしたらどうしようと思ってしまうのです。

どうかうまくいきますように…。

この文章を書きながら、失敗を恐れないぞと思いつつ、やっぱり失敗しませんようにと願っている私なのでした。