朝の会
人前で話すのが大の苦手です。
学校の先生を志望する人は、人前で話すことが好きだったり、抵抗のない人が多いようです。
私も若い頃はそれほど苦手意識はなかったのですが、長い年月を経て、今ではすっかりダメになってしまいました。
でも、教師は人前で授業をするのが主な仕事。
授業以外にも何かと前に出て話すことがあります。
先生たちはみんな、声が大きくて、ハキハキしていて元気がいい。
私は自分が話すことに自信がないし、教師としての自信もない。
だから必然的に声が小さくなるし、自信のない話し方になっていると自分で思います。
毎朝、「朝の会」というものがあります。
生徒自身が日直になって司会をして、健康観察をしたり、今日の天気や給食の献立などを発表します。
知的障害のある子どもたちなので、ほとんど教師が進行することになるのですが、その中で
「先生の話」というのがあります。
今日、突然のご指名で私が話さなければならなくなりました。
何のネタも考えてなかった私。
私としては精一杯、明るく登場して、適当に天気の話などをして何とか終えました。
私の場合、準備する時間が長かったり、話の構成を考えすぎると緊張してしまうようです。
何も考えずに、急に振られて話す方が、かえって失敗しにくいような気がします。
結局、「うまく言おう」とか「いい話しをしよう」と必要以上に気負ったりしてしまうからなんですよね。
以前、一緒に働いていた講師の先生が
「自分は毎日話せるように、常にネタを考えてます」
と言っていました。
教師に限らず、どんな時でもちょっとした小ネタが話せるように、常にアンテナを張ることが大人には必要なようです。
初めての懇談会
教師になって、今日初めて父兄と懇談しました。
本来はこの時期家庭訪問をするのですが、今期までは懇談会ということになったようです。
やっぱり緊張しました。
今日はお父さんとの懇談だったのですが、そのお父さんが寡黙な人で。
「はい」しか言わない。
ぜんぜん話が盛り上がらない。
まあ、要求が多かったり、口うるさい父兄よりはいいのですが。
生徒の学校での様子を動画で撮影したものをiPadで観てもらうと、その時は笑顔でとても喜んでくれました。
iPadに救われました。
その後今度は、家の事情で施設で生活している生徒の、施設の担当者との懇談。
施設での生活を聞いたり、学校での様子を話したり。
担当の方は話しやすい若い人だったので、緊張せずにすみました。
とりあえず、第一関門突破です。
あー、本当に今日は疲れました。
でも、ちょっとだけ教師らしいことをした充実感がありました。
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