コロナ感染者、一向に減りませんね。
私が勤務している病棟では、運よく職員も患者も今までに感染者は出していません。
でも、「濃厚接触者」になった人は結構います。
家族が感染した場合、必然的に濃厚接触者になるみたいです。
そうするとうちの病院では、10日間の特別休暇が与えられます。
有給休暇が減ることも、給料が減ることもなく、10日も休めるのです。
何とうらやましいことでしょうか。
他の病院では、有給休暇を使われたりすることもあるようですが、私が勤務している病院では特別休暇扱いです。
10日間といえば、結構長いです。
その間、大きく勤務を変更しなければならないので、残っている人達は大変です。
遅出で12時半からの勤務だった人が、職場に到着した途端、
「今日は準夜に変更して」
と言われて、一旦家に帰らされて、また16時に出てくるはめになったこともありました。
これは、結構ひどい扱いですよね。
病棟に30人いる職員のうち、今のところ6人が濃厚接触者になりました。
うまい具合に1人ずつ順番に濃厚接触者になり、10日ずつ休みをとっていくのです。
そして残った職員たちは勤務を変更されて、忙しい思いをする。
「こんなこと言ったらいけないと思うけど、正直濃厚接触者になりたいよね」
「いいよね~、10日も休めて」
残された人達は、陰でこそこそと言っています。
不謹慎な発言だとわかっています。
濃厚接触者になりたくてなったわけではない。
でも、やっぱり休める人がうらやましい。
これは偽らざる気持ちではないでしょうか。
一人暮らしの人は、濃厚接触者になることはありません。
私もそうですが、今後永久に濃厚接触者になれる可能性がない人は余計にそう思います。
濃厚接触者になった人達に、後から話を聞くと
「外出するなと言われても無理。帽子かぶってマスクして、車で出かけたりしてた」
と言っていました。
10日間、ゆっくりと家の片付けをしたり、保険の見直しをしたりしたという人もいました。
普段なかなかそういう時間を作れない人にとっては、いい休暇になったのではないでしょうか。
小学生までの子供さんがいる人たちは、普段からも
「子供が熱を出した」
などと言って休むことが多いです。
これも、私のような子供のいない者には縁のない話。
働きながら子育てしている人たちが大変なのはわかります。
自分もそうだったから。
だから、そういう理由で休むことができない人たちにも、たまにはお休みをいただけないでしょうか。
給料が大幅に上がることはないし、休みくらいしか楽しみがありません。
職場で大きな声では言えないので、ここでちょっと心の内を話させていただきました。
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