【転院したい】転院の伝えかたとタイミング

茶色の木の床に緑の鉢植え

病院を変えたいと思うことありますよね。

今かかっている病院の先生とうまくコミュニケーションがとれない。

治療してるけど、全然良くならない。

病院が遠すぎて交通費がかかるし、行くだけで大変ってことも。

でも、転院ってできるの?

転院したいというと、医者の機嫌が悪くなるんじゃないの?

なんだかんだと言って、転院を阻止されるんじゃないの?

そんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

私の母が転院しようとした経緯をお話します。

母の退院後の通院

母は正月に転倒し、救急車でとりあえずある病院に運ばれて、入院しました。

家から遠く、あまり有名ではない病院でした。

『腰痛すべり症』という診断で2週間入院し、退院してから2週間たちました。

退院後2週間ちょっとで、4回も病院に行きました。

最初の通院は退院して10日め。

退院後の様子を伝え、薬をもらいました。

しかし2日後、急に膝の痛みを訴え始め、また病院へ。

検査をして、『半月板を痛めている』と言われ、投薬。

すると、翌日の早朝電話があり、「薬飲んだら体中がかゆくて眠れない」と言うのでまた病院へ。

別の薬をもらって、また2日後の今日。

「痛くてたまらない。歩けない」

とうとう、私は仕事を休んで病院に連れていきました。

付き添いは弟の嫁

今までは弟の嫁に病院に付き添ってもらっていました。

弟も私も仕事を休めないし、嫁は専業主婦なので。

しかし、嫁はペーパードライバーなので、すべて移動はタクシー

病院まで往復6000円くらいかかるらしい。

もちろん、交通費は母持ちです。

母も高齢なので、医者の話を聞いたり、聞いたりすることもイマイチ。

でも、嫁はただ医者の話を聞くだけで、母の助けにはなりません。

自分の親ではないので、それほどの真剣さはないようです。

病院から帰ったら、毎回嫁がコンビニで買ったラーメンとかお弁当を一緒に食べるらしい。

そして、洗い物はせずに早々に帰るらしい。

晩ごはんの心配もしてくれるはずもない。

嫁は料理が苦手で、揚げ物は

「怖くて、1回もしたことがない」

らしいです。

転院したいと言えない

病院は救急でたまたまかかっただけなので、退院したら家の近くに転院すればいいと私は何度も主張しました。

しかし、母は「そんなことを言うと医者にイヤな顔をされる」と言って、紹介状を書いてほしいとは言いませんでした。

もちろん、弟の嫁も何も言いません。

しかし、退院してから何回も何回もその遠い病院に行き、その度に時間もお金もかかり、体力も消耗する。

しかも、いっこうに良くならず。

いったい、いつまでこの状態なのかと私はモヤモヤするばかりでした。

転院するまで

今日、思い切って職場に電話して休むことを告げ、母の病院に付き添いました。

弟の嫁に任せていたら、いつまでたっても埒が明かないと思ったから。

紹介状なしで、いきなり近くの整形外科がうまいと言われる大きな病院に行きました。

話を聞いてくれた若い医師は、驚いたことに

「紹介状もらってきた方がいいですよ。せっかく検査をしたのにそれを持ってこないとまた検査することになる。お金がもったいないですよ

そう言ってくれたのです。

「母が転院したいと医者に言えないっていうんですよ。お金かかってもいいから、ここで検査してくれませんか」

と粘ったのですが、

「もし、また救急で運ばれるようなことが起きた時、この人は以前勝手に病院を変わったと印象が悪くなって、その病院で受け付けてもらえないということもありますよ。勝手に転院はしない方がいいです」

そう話してくれました。

そういうこともあるのか…と思いました。

「ここの病院で以前整形の部長をしていた先生が開業しているので、そこがいいかもしれません。個人病院だから午後の診療も土曜日の診療もあって融通がききますから」

と教えてくれたので、そのまま紹介状をもらいに行き、その病院にかかろうと思いました。

驚いたことに診察代は無料でした。

あれだけ話を聞いてくれたのに。

いい先生でした。

紹介状をもらいに…

そのまま紹介状をもらいに車を走らせました。

受付で「今日はどうしましたか」と聞かれたので

「転院したいので、紹介状をいただきたいのですが」

と言うと「わかりました」と言われてから、2時間近く呼ばれない。

整形外科の全員の診療が終わったら書いてくれるのかと思って待っていました。

やっと呼ばれて、カルテを整形外科に持っていくと看護師が

「今日は痛みはどうですか」と聞くので

「全然変わりません。ここは遠いので転院したいので紹介状を下さい」

と言うと

「今日は担当の先生が手術なのでできませんよ。できるとしても月曜日か火曜日か。わかりません」

転院と言うと気にいらないのか、ぞんざいな態度です。

「今日だめなら、受付で教えてくれたらいいのに」

と私が言うと

「そりゃ受付はわからないと思いますよ」

と一言。

紹介状ができたら電話するというので、仕方なく帰ることにしました。

診療が気に入らないから転院すると思われたでしょうか。

でも何と思われても、紹介状さえもらえばいいのです。

転院を恐れることはない

転院するというと、医師や看護師から冷たい態度をされるから、言い出せないということをよく聞きます。

しかし、私が「転院すると言いにくいらしいんです」と今日行った病院で話した時

「そんなことないですよ。あっさり言えばいいんですよ」

そう言われました。

転院ってよくあることのようです。

高齢になると、病院が遠いというだけで体力的にキツイし、時間も交通費もかかります

近くによいと思われる病院があれば、そこにかかった方がいいと思います。

また医師の見立てに疑問がある場合、もしも近くに

「〇〇科で有名な病院」

という病院があるのなら、そこにかかるのがよいと思います。

セカンドオピニオンは大切です。

病院ならどこでもいいということはなく、やはり評判のよい病院は腕がいいのです。

そして、患者の話をきちんと聞いてくれる医師のいる病院ですね。

勝手に病院を変えるのではなく、転院したいと勇気をもって言いましょう。

転院するタイミング

転院したいと言うタイミングとしては、退院の時に

「ここだと通院が大変なので、近くの病院にかかりたいのですが」

と言うのが一番自然です。

医師が気に入らないなど理由を言いにくいのであれば、

「転院したいのですが」

とだけ言えばいいと思います。

何と思われてもいいではないですか。

自分の病気は、自分が納得できる病院で治療を受けましょう。

転院は特別なことではないのです。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました