職場の隣の席の人が、私にラインのやり取りを見せてきました。
「私、〇〇くんと別れようと思う。もう3週間も口きいてない。一緒に住んでる意味がない」
これは娘さんが母親に向けて送ったラインの内容です。
母親であるその人はこのラインを見て、
「娘が心配」
だと言っていました。
娘さんは20代後半、医者をしています。
大学時代からつきあってきたやはり医者である相手と同棲中。
でも、大学病院での仕事が忙しすぎて、完全にすれ違いの生活らしい。
母親は
「忙しいんだから、すれ違いでもしかたない」
「もう少し待っていれば仕事が落ち着いてくるかも」
「このままおとなしく待っていれば結婚ということになるはず」
というようなことを言っていました。
つまり、
せっかく恋人ができたのに。
しかも相手は医者と言う願ってもない職業。
この人をのがすと、この先もう親が望むような相手は見つからないかもしれない。
お相手が医者ということが親にとっては最高なわけです。
女性の医者はなかなか結婚できないという話があるそうです。
まず、忙しすぎて相手が見つかりにくい。
仕事が忙しい時期と、結婚や出産のタイミングが重なってしまうので、どちらかをあきらめなければならない。
高収入であるために相手にも同じ収入レベルを求めてしまう。
そういう点から女性医師は結婚しにくいそうです。
だから、その母親もあせっているのです。
今の相手を逃したら、もうこの先相手は見つからないかもしれない。
結婚できないかもしれない。
しかし、親がいくらあせっても、決めるのは子供自身です。
二人がうまくいかなくなったとしたら、それは縁がなかったということ。
縁があれば別れてもまたどこかで必ず出会う。
今の相手と別れることで、次の出会いを引き寄せるかもしれない。
今、二人が別れるという選択をしたなら、それを黙って見守るしかないのが親なのです。
人と人との縁って不思議なもの。
あの時、あの選択をしなければ、あの人と出会って、結婚することはなかった。
そう思うと、結婚というのは色々な偶然が重なった上に成り立つ「必然」ともいえるかもしれません。
女性って立ち直りが早いし、女医ほどの頭のいい人なら、きっとすぐに次に向かって進んでいけるでしょう。
今よりもっと素敵な男性に巡り合えるかもしれませんよね。
子供の恋愛に親が口を出すことはないと私は思うのです。
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