雑誌を買うことがなくなって久しい。
今はほとんどの情報はネット上で得られるので、わざわざ雑誌を買おうという気にならない。
本屋で雑誌コーナーを見かけても、ざっと見て通り過ぎる。
美容院に行けば、『Lee』とか『With』なんていう雑誌が置いてあって読めるし。
他の美容院は、タブレットで読ませるところも多いらしい。
最近は付録のついた雑誌が当たり前になり、値段を見ると1,000円越えは当たり前で1,500円も普通。
580円くらいで雑誌を買っていた私世代にとって、1,000円を超すともったいなくて買えない。
そんな私が珍しく雑誌を買った。
『オレンジページ』
結婚したばかりの頃、よく買った記憶がある。
その頃、料理のレシピを調べたいと思ったら、本で見るか、テレビで見るか、人に聞くしかなかった。
今みたいにネットを開けば膨大な数のレシピが見られるのとは違い、料理本は貴重だった。
立派な料理本はカラーで1,000円以上したけど、オレンジページはその頃確か280円くらいだった。
作りやすい家庭料理が載っていて、他にも情報があって、活用させてもらったな…。
それが今や598円!と倍以上。
まあ、それくらい上がっても仕方ないよね、時代は変わったし。
相変わらず、料理中心の構成で、他にも「糖質オフのすすめ」みたいな記事もあり。
とじ込み付録まで料理レシピ。
結婚する前に特に料理をやってなかった私は、誰にも教わらず、自分のやり方で今まで作ってきた。
初めてトンカツを揚げた時はギャーギャー叫びながらだったし、
煮魚やかぼちゃの煮物は、水を入れずに調味料だけ入れて、めちゃくちゃ辛くなったり。
大さじとか小さじとか測って作ったことはないし、失敗しながらでも何とか作れるようになった。
そうやって40年料理を作ってきた。
オレンジページを料理本としてというより、懐かしさでしみじみ眺めたのでした。
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