母とテレビショッピング

茶色の木製のテーブルに茶色の木製フレーム額縁

4か月前に転倒して入院した母。

その後、通院のおかげか足の具合もかなり改善してきました。

ほとんど足の痛みはなくなったそうですが、歩き方は以前と同じというわけにはいかず、ゆっくりゆっくり。

ちょっと左足をかばうような歩き方をしています。

杖をついたらいいのではと弟と一緒にホームセンターに行って杖を買ったけど、うまくつけずに家に放置。

練習すればいいのに、嫌がる。

それなのに、先日急に私に電話してきて

「今、テレビで杖が売ってた。2万円が1万円だって。折り畳みもできるって。すごくよさそう。頼んで」

と言うので、

「どうせ使わんと思うよ。今でも使わんのに。そういうのは見て買った方がいいよ」

と私が言うと

「それもそうやね」

と納得してくれた。

この年代の人がテレビショッピングにはまって買う心理がわかる。

ネットで購入できない高齢者は、店に行く以外に物を買う手段がない。

だからテレビを観ていてよさそうなものがあると、つい買ってしまうのだ。

そこを売る側もわかっているので、程よい価格設定にしていたり、割引をしていたり。

しかし、母は宅配便の受け取りが大の苦手。

ちょっと留守した時に限って宅配便が来る。

トイレに入っている時に来る。

不在票が入っている。

でも、その不在票を見ても再配達の依頼ができないのだ。

『ガイダンスに従って…』「次に〇番を押して…』という自動音声の意味が理解できない。

なぜそんなことが難しいのか、私にはそれがわからない。

何回挑戦しても再配達が依頼できない母は、直接郵便局に行って、荷物を受け取るらしい。

「郵便局で荷物受け取る人すごく多いよ。電話できん人が多いんやない」

なんて母は言ってるけど、そんなことはない。

しかし、荷物は郵便局からだけ届くわけではない。

クロネコヤマトも佐川急便もある。

するともうお手上げなのです。

だから、何かを頼みたい時は私に注文してもらい、私のところに届くようにしています。

でも、テレビショッピングは私が見ていることはないので、私に内容を伝えることができません。

「〇〇とかいうの、探して買って」

と言われても、そんなのたくさんあって探せません。

電話番号とちゃんとした商品名くらい控えればいいのに。

そういうわけで、母は自分で注文できないのため、それほどテレビショッピングにははまることができません。

不幸中の幸いというわけです。

 

 

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