好かれるおばあちゃんになりたい

私は療養型病院で介護福祉士として働く、アラ還の女性です。

高齢者相手の仕事をしていて感じるのですが、

高齢者は職員に好かれる人と好かれない人にはっきり分かれます。

しかも、好かれる人は全職員に好かれ、好かれない人は全職員から好かれないのです。

不思議だと思いませんか?

好かれる人の共通点

いつも笑顔の人

まず、笑顔のある人です。

笑顔は人を幸せにするんですね。

介助をした後、「ありがとう」と笑顔で言ってくれる人は好かれます。

私は笑顔が一番大切だと思っています。

好かれる人は皆笑顔がきれいです。

言葉少なく、素直な人

穏やかで、職員に対し素直に応じてくれる人は好感度が高いです。

余計なことをしゃべらない人が好かれますね。

好かれない人の共通点

好かれる人の反対ということになるのですが。

笑顔がない人

笑顔がなく、いつも暗い顔をしている人

しゃべれるのに、何か介助をしても「ありがとう」の言葉がない人。

現在入院しているおばあさんですが、こちらが介助をすると笑顔もなく、

「ごくろうさん」と毎回言う人がいます。

この言葉は一見、ねぎらっているように聞こえますが、私たちはカチンときます。

「ごくろうさん」は職場の偉い人が部下に言う言葉ですよね。

私たちはそのおばあさんに雇われているわけではないのに、毎回、言われるとイラっとします。

いっそのこと、何も言わない方がまだマシです。

要求の多い人

そのおばあさんは私たちをお手伝いさんか何かと勘違いしているようで、

自分でほとんどのことができるのに、「〇〇して」と要求が多いのです。

「できることは自分でしましょう」と私たちが言うと

「何でしてくれないの。そんなので給料もらえていいね」

などというのです。

さすがにこの時は頭にきました。

認知症がある人とはいえ、言っていいことと悪いことがあると思います。

また、別のおばあさんですが、

1回ですませればいいのに、ナースコールで何度も私たちを呼んで

「これをあそこに置いて」

「そこを開けてこれを入れて」

など、小さなことをいちいち私たちにさせます。

「ありがとう」とは言うけど、決して笑顔はありません。

笑顔があれば、私たちも違った印象を受けると思うのですが。

介護者を使用人のように思う人が多いのは、悲しいことです。

苦情が多い人

どうしようもないことに対して、いちいち文句を言う人。

職員の言葉にいちいち反論したり、反抗的な態度をとる人。

病気がそうさせることもあるのですが、好かれにくいですね。

好かれる人になろう

自分が高齢者になったら、周囲に好かれる人になりたいと思います。

職員の間でもそういう話はよくします。

「あんなおばあちゃんにはなりたくないね」

「あの人は可愛らしいね」

入院中、誰しも思うところはあると思いますが、いちいち苦情を言うとロクなことがありません。

家族であまりに熱心すぎて苦情になりかねないことを言う人がいますが、これもよくないです。

「あの人はめんどくさい人」などと思われるだけで、いいことは何もありません。

病院は長くいるところではないので、文句があっても我慢した方がいいです。

職員には笑顔で素直に接した方がいいです。

職員に嫌われるより、好かれた方がいいに決まってますから。

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